James Norton(ジェームズ・ノートン)ってどんな人?
【1985年生まれ - 22歳で発症】
テレビドラマ「グランチェスター 牧師探偵シドニー・チェンバース」「マクマフィア」の主演などを務めたイングランドの俳優、ジェームズ・ノートン。
「グランチェスター 牧師探偵シドニー・チェンバース」では、捜査に必要な証拠品を勝手に持ち出したり、タバコやアルコールを好みバックギャモン(2人で遊ぶボードゲーム)が大好きという、型破りな牧師探役を演じていました!
ケンブリッジ大学時代には神学を専攻していたそうなので牧師の役はピッタリだと思いますけど、不まじめな牧師なのでピッタリって言われてもジェームズ・ノートンは喜ばないかもしれません(笑)
もともとこの病気が外見は一般の人とそれほど大きく変わらない病気ってこともあると思いますが、彼は185cmの長身に加えて胸囲が100cm以上あるガッシリした体格の持ち主なので、1型糖尿病を患っているようにはまったく見えないですね。
ハリウッドで最も長く続いているシリーズであり、最も高い興行収入を記録しているシリーズのひとつでもある、007の時期ジェームスボンド役としても噂されるほど評価の高い俳優さんです!
インスリンポンプを使わない理由は・・・
↓YouTube【James Norton Talks Acting and Graham Norton | BAFTA TV Awards 2019】
ジェームズ・ノートンは演技のキャリアが始まった2010年、22歳で1型糖尿病の診断を受けました。1日に15回ほどのインスリンを注射しているというジェームズ・ノートンは、特別な食事療法はしておらず、そのための糖質制限も基本的にはしていないそうです。
あるインタビューでは、「僕がプリンを食べないようにしている時があるのは糖尿病のためじゃなくて役の為に減量する必要があるからだよ。僕はチョコレートも赤ワインも大好きだからね。」と発言しています。
この時、彼はインタビュー中に少なくとも1,2回注射する可能性が高いことを伝えているのですが、それは彼がインスリンポンプを使わないことを選択しているから。
胸にCGM(リブレのようなもの)を付けているジェームズ・ノートンですが、タイトな衣装を着たり、上半身が裸になる撮影ではCGMをお尻につける必要があるけど、インスリンポンプまでつけてしまったらお尻に2つも機器を取り付けることになるのが嫌だというのがその理由なんだそう。
中世の時代劇のような衣装を着る時には、衣装デザイナーに砂糖の錠剤を隠しておくことができる隠しポケットを作るように依頼しているというんだから、徹底してますよね…。
ジェームズ・ノートンにとっての血糖コントロールを向上させたのはDexcom G6と呼ばれる新しい連続ブドウ糖モニターでした。血糖値が異常を示すとアラームで知らせてくれるこの機器は、指で血液を採取する必要がないにもかかわらず正確にモニタリングできる唯一の機器とのこと。
「糖尿病を持つことは夢を追うことへの障害にはならないことを、若い人たちに知って欲しい。」
そんな思いを胸に現在もジェームズ・ノートンは世界的な俳優になるために、そして1型糖尿病についての理解を深めるために努力し続けています。
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