これぞ80年代J-POP!といった感じのシンプルかつインパクトのあるメロディ。バックに流れるリフは1度聴いたら耳にこびりついて離れないくらい印象的。歌声は人間国宝級にハスキーでアンニュイなハイトーンボイスなんだからヒットしないわけがない!

ということで順調に売り上げを伸ばしてオリコンチャートでは週間ランキングで6位を記録。トータルでおよそ28万枚を売り上げてます。福山雅治さんやシングライクトーキングの佐藤竹善さんなど多くのアーティストにカバーされてるのも頷ける、昭和の名曲です。

↓Youtube【大沢誉志幸 (そして僕は途方に暮れる)】

 

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ソニーミュージックエンタテインメント

 

歌詞の世界観は沢田研二さんの大ヒット曲「勝手にしやがれ」に近いかも。別れを選んだ彼女を未練がありながらもダンディに見送る男。ただこちらのほうは「そして僕は途方に暮れる」って言っちゃってるくらいなので「勝手にしやがれ」ほどの強がり感はなくて、かなり弱々しい感じ。行きたいなら行けばいい、キミならきっと大丈夫。カッコつけてそう言ってはみたものの、彼女が去った後は途方に暮れるって…

曲を聴くたびに、『もしかしてワタシのことを歌った曲?🙄』って思ってしまうくらい感情移入できちゃう曲です。

 

 

1984年のリリース当時、日清カップヌードルのCMソングに起用されたらしいけど私はまだ小さかったのでリアルタイムでCMを見たことはありません。でも大人になってからYouTubeで初めてそのCMを見てみた時、なぜか妙に懐かしい気持ちになってしまいました。男女の別れを歌った曲なのに、ラーメンの映像と一緒に『キミの、つぎにあったかい。カップヌードル』の文字が映し出されるのはかなりシュールですけど。

 

 

ポリスの「Every Breath You Take (見つめていたい)」に似てるとか影響を受けてるとか言われたりもしてるけど、そこまで似てるかな?大沢誉志幸さん本人が Every Breath You Take に影響を受けてこの曲を作ったと書いてるブログもあったからググってみたけど、ちょっとその辺はどうなのかハッキリわかりませんでした。だけどどちらもリズミカルなポップバラードってことに関しては近いものがあるので、たぶん片方が好きな人はもう1曲も好きになれるんじゃないでしょうか…。

 

 

こちらは鈴木雅之さんに提供した楽曲のセルフカバー。しっとりした大人のバラードが好きな方にはかなりおすすめの1曲です。

↓Youtube【大澤誉志幸 - ガラス越しに消えた夏】

 

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