①スパイラルライフ解散の年に結成されたスクーデリア・エレクトロ

スクーデリア・エレクトロは1996年にスパイラルライフが解散したその年、石田ショーキチ(当時は石田小吉)氏により結成されたエレクトリカルなロックバンドで、私がライブに行ったことがある唯一のバンドです!

2000年前後はスクーデリアの新譜は必ずリリース当日にゲットするくらいハマりまくってました。懐かしい…。

 

今回の曲「GOOD BYE NAUTILUS/さよならノーチラス号」は1997年にリリースされたスクーデリア・エレクトロのデビューアルバムのオープニングナンバーで、警告音のブザーのような音が鳴り響くイントロが印象的なポップソング。

このワクワク感を煽るイントロは、あの『アメトーーク!』の番組冒頭で雨上がり決死隊が登場するシーンで使用されているので、番組が好きな人ならたぶん聴いたことがあるかもしれません。

 

↓Youtube【SCUDELIA ELECTRO - GOOD BYE NAUTILUS / さよならノーチラス号】

 

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②石田ショーキチ氏は稀代のメロディメーカー

GOOD BYE NAUTILUS/さよならノーチラス号」はAメロとBメロ(サビ?)だけのシンプルな構成なんだけど、他に類を見ないほど中毒性のあるメロディがもたらしてくれる圧倒的な高揚感がたまらないんですよね。

スパイラルライフ時代の儚さを全く感じさせない、新たな石田ショーキチワールドの幕開けといった感じのワクワクするような雰囲気に包まれたこの曲。

賑やかな曲なんだけど、どこか寂しさも感じられるノスタルジックな旋律と歌詞の世界観は1stアルバムの1曲目にして既にスクーデリア・エレクトロの完成形といってもいいデキだと思います!

 

20,000miles 旅したサブマリンは深き海の底に
そう、別れ告げる20世紀の夜のエンディグ

二度と朝は来ない

歌詞はこの部分が特に好きです。この部分の歌詞を聴くと、20世紀が終わる直前のあの頃を思い出して猛烈に懐かしくなるんですよね…。

ほんと石田ショーキチ氏はこっち方面の曲を作らせたら右に出るミュージシャンはいないんじゃないかと思いますよ。

 

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③ノーチラス号とは?

ちなみに、タイトルになっている『ノーチラス号』とは、東京ディズニーシーにも大きな影響を与えたフランスのSF作家、ジュール・ヴェルヌの小説『海底二万里』と『神秘の島』に登場する架空の潜水艦のこと。 

1万2000冊の書物がある図書室、数多くの美術品や海底で採集したコレクションを陳列したサロン、そしてパイプオルガンなどが置かれたこの潜水艦は、物語の最後ではネモ船長の遺言により海底深くへ沈められてしまいます。

 

ディズニーシーのエリア『ミステリアスアイランド』は直訳すると『神秘の島』。

そしてミステリアスアイランドにある人気アトラクションの一つが『海底二万マイル』なので、いかにディズニーシーがジュール・ヴェルヌに影響を受けているかがわかりますよね。

 

④2012年には進化したセルフカバーも

2012年にリリースされた、過去の代表作を再録したセルフカバー集第一弾「My Oldest Numbers vol.1」ではさらにアグレッシブに進化した「GOOD BYE NAUTILUS/さよならノーチラス号」が収録されています。

こちらもかなりおススメなのでぜひ聴いてみて下さい!

 

↓Youtube【石田ショーキチ - さよならノーチラス号】

 

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