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春は桜、夏は眩しい太陽、秋は紅葉、冬は雪景色。

3か月ごとに違う四季が楽しめる日本のような国はなかなかないと思います。

そんな四季が豊かな日本ですが意外と見過ごしがちなのが、星空の四季

春夏秋冬それぞれの季節でしか見ることのできない星座で季節の移ろいが感じられたら素敵じゃないですか!?

春の星座は夏や冬ほど明るい星はないけど、とにかく大きいものが多いんです!

88星座中の大きさランキングで3位のおとめ座、2位のおおぐま座、そして1位のうみへび座といった具合に巨大星座が楽しめるのが最大の特徴。

春の夜空には3つの1等星が輝いているものの、全体的には暗めの星が多いので大きい星座が見つけやすいのもポイントですね!

春の1等星
  • おとめ座 ・・・スピカ
  • うしかい座・・・アークトゥルス
  • しし座  ・・・レグルス
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①『春の大曲線』と『春の大三角形』

(1)春の大曲線

春の星座を探す目印になるもののひとつが、北斗七星からおとめ座の1等星スピカまでを結んでいる「春の大曲線」です!

  • 北斗七星(ひしゃくの柄にあたる4つの星)
  • うしかい座のアークトゥルス
  • おとめ座のスピカ

北斗七星の柄にあたるカーブの曲線を東に伸ばすと、オレンジ色に輝くアークトゥルスにたどり着きます。

そしてさらにそのカーブを南東に伸ばすことで純白のスピカまで大きな曲線がつながり、その先には小さな台形のカラス座も輝いています。

このカラフルで雄大な曲線はまさに春の風物詩!

大曲線を形作る2つの1等星、アークトゥルス、スピカの色の対比も見どころ。

日本では燃えるようなオレンジのアークトゥルスを男性、純白のスピカを女性に例え、「春の夫婦星」とも呼ばれているんです。

(2)春の大三角形

春の星座を探すための目印になる、空のランドマーク的なものがもうひとつあります。

それは「春の大三角形」です!

春の大曲線にも含まれる、うしかい座のアークトゥルス、おとめ座のスピカ

この2つの1等星、それぞれから同じ距離だけ西に目線を移したところに輝いているのがしし座の2等星デネボラ

この3つの星を結んでできる正三角形が春の大三角形です。

大三角形と呼ばれるものは秋を除くすべての季節にあるけど、2等星を含んだ大三角形は春の大三角形だけ!

ちなみに欧米では2等星デネボラの代わりに同じくしし座の1等星レグルスを加えた、さらに大きな三角形が一般的。

この場合はアークトゥルス、スピカ、それぞれの星からレグルスまでの距離が少し離れるので、正三角形じゃなくて2等辺三角形ですね。

②おおぐま座(Ursa Major:アーサ・メイジャー)

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主要な恒星の数 7,  20
主要な恒星の名称 ミザール、アルコル
面積の大きさ 3位(1280平方度)
神話の題材 ゼウスに愛されたことに怒った女神ヘーラーにより熊に姿を変えられたカリストー

おおぐま座の特徴

88星座の中で3番目の大きさをもつ星座である「おおぐま座」は巨大な熊が4本足で立っている姿がイメージしやすい星座です。

誰もが知っている北斗七星はおおぐま座の背中からしっぽの部分にあたります。

つまりおおぐま座と北斗七星で共有している星座があるんですね。

北斗七星は同じくらいの明るさの7つの星(2等星…6つ、3等星…1つ)がひしゃくの形に並んでいます。

明るい星がまとまりよく並んでいる北斗七星は目立つので、おおぐま座よりも見つけやすい星座だと思います!

おおぐま座の由来とされているのはギリシャ神話の登場人物で、ゼウスに見初められ、抵抗したものの関係を持ってしまったカリスト―。

これに怒ったゼウスの妻、女神ヘーラーによってカリスト―は熊の姿に変えられてしまう。

しかも実の母とは気づかない息子のアルカスには数年間にわたり命を狙われ続けることに。

なんとかゼウスの神殿に逃げ込んだカリスト―を憐れに思ったゼウスによって空に上げられて星座になったという…

ゼウスは本当にこの手の話が多いんですよね。

ちなみに木星は英語でJupiter(ジュピター)、ローマ神話ではJupiter(ユピテル)、ギリシャ神話ではゼウスと同一視されています。

そういうこともあって、木星の周囲をまわるガリレオ衛星にはゼウスが愛した女性の名がつけられるのも興味深いです。

おおぐま座になったカリスト―は第4衛星になってるんですね。

あ、ガニメデだけは女性じゃなくて男性です…。

第1衛星 イオ(IO)
第2衛星 エウロパ(Europa)
第3衛星 ガニメデ(Ganymede)
第4衛星 カリスト(Callisto)

★ミザール - Mizar

おおぐま座の2等星で、北斗七星を形作っている星でもあります。

おおぐま座の尾の先端から2番目、または北斗七星の柄の先端から2番目にある星で視等級は2.27。

1600年代前半にはガリレオ・ガリレイによってすでに詳細な記録が残されています(発見者は弟子)。

普通の視力を持っていれば肉眼でも2重星であるミザールとアルコルが2つの星に分離しているのを確認することが可能。

昔は「目試しの星」と呼ばれ、アルコルと共に兵士の視力検査にも使われていたとされる星です。

しし座のレグルス、アルギエバなどの連星とは違い、偶然同じ方角に見えているだけで距離はかなり離れている「見かけの2重星」とする説もあるそうです。

★アルコル - Alcor

おおぐま座の4等星で、ミザールのすぐそばに輝いている少し暗めの星で視等級は4.010。

ミザールとアルコルは2重星ですが、その距離は4光年も離れています!

地球から海王星までの距離がだいたい0.000476光年くらいなので、実際はかなり遠い気がします(笑)

「かすかなもの」という語源を持つこの星、有名なマンガ「北斗の拳」では見えた者にはその年のうちに死が訪れることが決定する「死兆星」とされていました。

でも、古代ではアルコルが見えなくなるということは視力が衰えて死が近づいている前兆と考えられていました。

実際はむしろ見えていないといけないので、マンガとは逆の意味で使われていたんですね。

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©北斗の拳 武論尊、原哲夫/集英社 出典

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③おとめ座(Virgo:バルゴ)

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主要な恒星の数 9,  15
主要な恒星の名称 スピカ、ポリマ
面積の大きさ 2位(1294平方度)
神話の題材 「人間に正義を教えた女神アストライアー」または「豊穣の女神デーメーテールの娘ペルセポネー」

おとめ座の特徴

天球の太陽の通り道に存在する星座、黄道(こうどう)十二星座のうちの一つ。

88星座の中で、うみへび座に次いで2番目に大きい面積を持った星座です!

純白に輝く1等星スピカがおとめ座の左手にあたる星。

そこからY字型に並んだ星が上半身と翼の部分で、この方法がおとめ座を最も簡単に見つける方法と言われています。

でも実際にはおとめ座はかなり複雑な形です。

この星の並びから右手に麦の穂を持ち、背中に翼を持った女神の姿をイメージするのはよっぽど想像力が無いと難しいかもしれません(笑)

全天で2番目の大きさを誇る星座だけど星の数が多いとは言えないため、星と星の間隔が広いのもわかりにくい原因でしょうね…。

余談ですけど、私はおとめ座と聞くと昔読んでいたマンガ「聖闘士星矢(せいんとせいや)」に出てくる最強の黄金聖闘士(ゴールドセイント)、処女宮を守るバルゴのシャカを思い出しちゃいます。

最も神に近いと言われるほどの圧倒的な力を持ったシャカ。

あえて目をつぶって5感のひとつである視覚を遮断して戦うことで力を増幅させ、その目が開いた時にさらに強力な天舞宝輪という奥義が…

そんな感じです(笑)

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©聖闘士星矢 車田正美 /集英社 出典

★スピカ - Spica

ウエディングドレスを想像するような純白の星で、おとめ座にふさわしい輝きを放っている1等星です。

スピカの表面温度は約2万℃で、視等級は0.97。

青白く見えるのは星の表面が高温だからなんですね。

スピカは5つの星が周囲をまわりあう5連星ですが、残念ながらその様子は肉眼では見えません。

もともとは「尖った物」という言葉が語源でおとめ座が右手に持っている麦の穂がこれにあたるとされています。

英語のSpike(スパイク)と発音が似ているのもスピカと同じような意味からだと言われています。

このスピカ、バンドのSpitzは曲名にしてますしネットで検索すると雑誌名・腕時計・会社名・塾の名前・ネットショップ名…といくらでもスピカの名前が使われてます。

なぜか他の星に比べて名前が知られている感じがするのはなんでなんでしょうね?

④うみへび座(Hydra:ヒュドラまたはハイドラ)

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主要な恒星の数 17
主要な恒星の名称 アルファルド
面積の大きさ 1位(1303平方度)
神話の題材 半神の勇者ヘラクレスによって退治された9つの頭をもつ巨大な毒ヘビ

うみへび座の特徴

夜空を這う、大きなうみへびの形をしたうみへび座は、88星座の中で1番大きい星座です。

巨大すぎて、頭の部分にあたる星が空に昇ってからしっぽの先が見えるまでになんと7時間もかかります!

星座の大きさランキングのトップ3をうみへび座おとめ座おおぐま座とすべて春の星座が独占しているんですね。

この3つの星座だけで天球の10%ほどを占めてしまうほど。

うみへび座は最も大きな星座ですが、2等星のアルファルドがあるだけで、他の5つは3等星、残りはさらに暗い星しかありません。

大きい星座だけど暗い星ばかりだということと、南の空のやや低い位置に昇るために厚い大気の影響で肉眼では少し見えにくい星座です。

なので、星座をあまり知らない初心者の方には実際にうみへびの姿をイメージするのは大変かも…。

この星座はギリシャ神話のゼウスの妻、女神ヘーラーに育てられた9つの頭と猛毒をもつ海蛇(ヒュドラまたはハイドラ)とされています。

半神の勇者ヘラクレスによって討伐されたヒュドラですが、この時、ヒュドラの助けに入ってヘラクレスに殺されたのが同じく春の星座である「かに座」の化けガニ。

日本ではヒドラ座と呼ばれた時代もあるそうです。

★アルファルド - Alphard

アルファルドは2等星の中では特に明るい部類ではないけど、うみへび座の周りには暗い星の星座ばかり。

孤独に光り輝いていることから、アラビア語で「孤独な者」を意味するこの名前が付けられました。

周囲の星が暗いので視等級1.97でオレンジ色に輝くアルファルドは意外と見つけやすい星だと思います。

すでに年老いているアルファルドはかなり巨星化が進んで、直径は太陽の50倍ほどにも膨らんでいます!

もしアルファルドが太陽の位置にあったら、表面は水星の軌道の半分くらいまで来てしまうということなんですね。

トヨタの車、アルファードとつづりは一緒で発音も似てるけど、うみへび座のアルファルドとは無関係。

星座の中で最も明るい星を表す「α星」のような輝きを放つ、素晴らしい車をイメージした造語みたいです。

⑤うしかい座(Boötes:ボーティス)

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主要な恒星の数 7,  15
主要な恒星の名称 アークトゥルス、プルケリマ
面積の大きさ 13位(907平方度)
神話の題材 「女神ヘーラーによって熊に姿を変えられたカリスト―、その息子アルカス」または「ディオニューソスからぶどう酒の作り方を教わったイーカリオス」

うしかい座の特徴

うしかい座は両手を大きく振り上げて犬を連れている男の姿をした星座で、春から初夏にかけて見ることができます。

強く輝く1等星アークトゥルスを持っていることから最も代表的な春の星座と考えられており、北東の空に昇る北斗七星に続いて東の空に現れることからも見つけやすい星座です。

アークトゥルスから北斗七星の方向に星をたどると、ネクタイを逆さにしたように並んでいる2等星から4等星の星。

この部分がうしかい座の下半身です。

うしかい座は、おおぐま座の後をついてまわることから「熊の番人」的な意味合いを持つとされている星座。

うしかい座なのに熊の番人っていうのはちょっと違和感を感じなくもないですね(笑)。

★アークトゥルス - Arcturus

全天で4番目に明るい星アークトゥルスは、ギリシャ語で「熊を守る者」が語源。

おとめ座のスピカと共に「夫婦星(めおとぼし)」と呼ばれる星です。

視等級は-0.05、表面温度は太陽よりも低い約4000℃なのでオレンジ色に光っています。

アークトゥルスは高速で移動する星として知られており、太陽系に対して秒速140kmのスピードでおとめ座の方向に移動しています。

そして約5万年後にはおとめ座のスピカに非常に接近し、お互いが並んで輝くことに。

夫婦星が5万年後にやっと一緒になる…

なんだかロマンチックだと思いませんか?

★プルケリマ - Pulcherrima

うしかい座ではアークトゥルスに次いで明るい2等星かつ2重星がプルケリマです。

主星のオレンジと伴星の青。

色のコントラストが美しいこの星を讃え、19世紀にロシアの天文学者シュトルーベによってラテン語で「最も美しいもの」を意味するプルケリマと名付けられました。

かなり2つの星が接近しているので、星が瞬いていない日に望遠鏡で見ることでやっと2重星が確認できるようになります。

⑥しし座(Leo:レオ)

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主要な恒星の数 9,  15
主要な恒星の名称 レグルス、デネボラ、アルギエバ
面積の大きさ 12位(947平方度)
神話の題材 英雄ヘラクレスに討伐された、鋼の皮膚を持つネメアの谷の化けライオン

しし座の特徴

前足をたたんだライオンが空に駆け上がる姿の「しし座」です。

前足の付け根(心臓?)に輝く1等星のレグルス

2等星のデネボラは尾の先に、同じく2等星のアルギエバは額の部分で強い光を放っています。

明るい星が多いので、探しにくい星座が多いとされる春の星座の中では一番姿がイメージしやすい星座だと思います。

探すときのポイントは「獅子の大鎌」と呼ばれる部分。

「?マーク」を裏返したような特徴的なこの星の並びが、しし座を見つける時の目印としては最適です。

しし座は、勇者ヘラクレスの12の功業の中で最初に達成された「ネメアの谷の化けライオン」で退治されたライオンの怪物です。

化けライオンは弓も剣も効かない鋼の皮膚を持っていました。

だからヘラクレスは棍棒で叩いて首を絞めて退治した…

って、ちょっとヘラクレスの方が怖い気もします(笑)

ちなみにデネボラの近くにある、かみのけ座はもともとはしし座の尾の房を形作っていた星座でした。

★レグルス - Regulus

ラテン語で「小さな王」という意味をもつレグルスは1等星の中では最も暗く、視等級は1.40です。

レグルスの特徴は自転のスピード。

秒速300km、時速だとなんと1,080,000(108万)kmもの猛烈なスピードで回転しています!

太陽系で最速の自転スピードを持つ木星が時速46,000km、地球は時速1,700kmであることからも自転速度の凄まじさがわかりますね。

レグルスは高速で自転しているため、赤道部分が遠心力で膨れ上がっているのも特徴。

赤道半径(中心から赤道までの半径)は極半径(中心から北極・南極までの半径)よりも30%も大きいんです!

もう少し自転速度が速くなると、遠心力が重力を上回って崩壊してしまう可能性があると言われています。

この自転速度の影響で、極の温度は15,000℃もあるのに赤道部分の温度は10,000℃しかありません。

赤道が暑い地球とは真逆ですね。

占星術ではロイヤルスターと呼ばれ、王の運勢を占うのに使われたレグルス。

ロイヤルスターは全部で4つ存在し、しし座のレグルスは北の王とされています。

ロイヤルスターとされる1等星

  • 【秋】東の王・・・アルデバラン(おうし座)
  • 【冬】北の王・・・レグルス(しし座)
  • 【春】西の王・・・アンタレス(さそり座)
  • 【夏】南の王・・・フォーマルハウト(うお座)

春の星座として紹介した、しし座のレグルスが冬になっているのは、長い年月を経たことで夜空に昇る時期がズレてきたからなんですね。

★デネボラ - Denebola

アラビア語で「獅子の尾」が語源になっている2等星のデネボラ

デネボラは、うしかい座のアークトゥルス、おとめ座のスピカと共に春の大三角形を形成する恒星です。

視等級は2.13なので、北極星(ポラリス)と同じくらいの明るさだと考えるとわかりやすいかもしれません。

デネボラは、はくちょう座の1等星デネブと名前が似ていますね。

これはどちらもアラビア語で「」を意味する言葉が含まれているからで、デネブもやっぱり「はくちょう座」のちょうど尾の部分に輝く恒星になっています。

ちなみに花言葉のように星にも星言葉というのがあり、デネボラの星言葉は「信念を貫き通す精神」です。

★アルギエバ - Algieba

アラビア語で「額(ひたい)」を意味する言葉が語源になっている星。

見た目が美しく、小さい望遠鏡でも観測できるので天文ファンにも人気の高い恒星です。

アルギエバは、オレンジ色の巨星である主星と、黄金色の伴星が並んで輝く姿がとても印象的な実視連星です。

  • 実視連星・・・望遠鏡などの光学的手法で確認できる連星
  • 分光連星・・・望遠鏡では分離できないほど接近しており間接的な方法でしか確認できない連星
  • 近接連星・・・主星と伴星が接近しすぎて互いの重力で扁平になっている連星

レオニズ、レオニードなどとも呼ばれる、しし座流星群の放射点であることでも知られているアルギエバ。

しし座はの夜空を彩る代表的な星座ですが、しし座流星群はの未明から明け方にかけてが見ごろになっています。

⑦かに座(Cancer:キャンサー)

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主要な恒星の数 5
主要な恒星の名称 プレセぺ星団
面積の大きさ 31位(506平方度)
神話の題材 英雄ヘラクレスに退治されそうになったヒュドラ(ハイドラ)を助けようとして踏みつぶされた化けガニ

かに座の特徴

黄道十二星座として有名な星座だけど、姿をイメージするのはおひつじ座の次くらいにわかりにくい星座かもしれません。

カニを横に倒したような形のこの星座。

そもそも3等星以下の暗い星しかないので、都会のような明るい場所では1つも星を見つけられない可能性も。

かに座を探すときに注目したいのは、甲羅の部分に位置する「プレセぺ星団」です。

星座のほぼ中央で明るく輝くプレセぺ星団は恒星よりも見つけやすいので、ちょうどいい目印になると思います。

アラビア語で「」という意味を持つα星のアクベンスは、光度が太陽の23倍以上あるため、条件が良ければ肉眼での観測も可能です。

おうし座の有名な「かに星雲」は形が似ていることから名付けられた星雲であり、かに座とは関係はありません。

★プレセぺ星団 - Praesepe

かに座の中心、四角形で囲まれた甲羅の中に存在する577つもの星の集団がプレセぺ星団です。

プレセぺ星団はいっかくじゅう座の方向に秒速41mのスピードで移動していることがわかっています。

月のない晴れた夜だと肉眼でも見え、さらに双眼鏡を使えば全体の形がわかるほど見つけやすい天体です。

プレセぺとはラテン語で「飼い葉桶」を意味した言葉。

プレセぺ星団を囲んだ星を結んだ線、それを2頭のロバが餌を食べる桶に見立てたことにより名付けられています。

中国では積尸気(ししき、せきしき)などと呼ばれ、亡くなった人の魂が天に昇る際に通り過ぎる場所だとされています。

ちなみに20年以上前に見たマンガ「聖闘士星矢(セイントセイヤ)」では、かに座の黄金聖闘士(ゴールドセイント)デスマスクの必殺技が「積尸気冥界波(せきしきめいかいは)」という技。

強制的にあの世とこの世の境目にある坂「黄泉比良坂(よもつひらさか)」に送り込まれるという、当たったらアウト系の技でなぜかすごく記憶に残っています(笑)

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©聖闘士星矢 車田正美/集英社 出典

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©聖闘士星矢 車田正美/集英社 出典

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