Songwriter - 槇原敬之「青春」

受験も選挙も結婚も
形にした後
誓いを捨ててしまう人もたくさんいるから
せめて この僕と君が
あの日 誓い合った
気持ち 間違いだとしても 終わるまで愛と信じよう

 

「青春」は槇原敬之さんが1999年7月にリリースした9thアルバム、Cicadaに収録されている曲。

 

 

この歳になって改めてこのパートを聴くと、まだ二十歳だった当時リアルタイムで聴いてた時の何十倍も心にグサグサ刺さります。

 

 

私の今までの人生がまさにこの歌詞そのものだったし、これから先も誓い叶えたとしてもすぐに喜びを忘れていく人生なんだろうな…と漠然と感じてましたから(笑)

 

 

何気ない日常のワンシーンを切り取っただけの歌詞にここまでハッとさせられる曲なんて、これからもそうそうお目にかかれないような気がします。

 

 

Cicadaがリリースされた直後の8月に槇原さんが覚せい剤取締法違反で逮捕されてしまったため、Cicadaは発売から2か月も経たないうちに全国のショップから撤去されてしまったという…そういう意味でもかなり印象に残るアルバムだったなぁ。

 

↓Youtube【槇原敬之 青春 歌詞付】

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ソニーミュージックエンタテインメント

 

 

それにしてもこの人は本当に歌が上手いと思う。

 

 

歌が上手い歌手と言えば、ASKAさんとか、B’zの稲葉さんとか、TMレボリューション兄さんとか、spitzの草野マサムネさんとか、まあちょっと考えただけでこれだけ出てきましたけど、槇原さんは『独断と偏見でだんなが選ぶ!歌うまポップシンガーBest5』では必ず毎年5位以内に入ってます😎

 

 

音程の取り方とか感情の込め方とかは言わずもがなで、特に凄いと思うのは歌詞の聞き取りやすさ。

 

 

アップテンポだったり、演奏が賑やかだったりしても、こちらが歌詞を見ないで歌を聴いた時に一言一句すべての言葉が鮮明に聞き取れるってのはかなり凄いことだと思うんですよね。

 

 

聞き手の心に歌詞(想い)を伝える才能に関してはまさにトップクラスなんじゃないでしょうか。

 

 

 

で、「青春」はどんな曲かというと、ざっくり言えば倦怠期のカップルの恋愛観をテーマにしたような一風変わったラブソング。

 

 

今思うと、槇原さんのアルバムの中には必ず1曲、シングル曲以上にアルバムのハイライトになり得る曲が収録されてました。

 

 

「青春」も私の中ではそういったハイライト曲と同列で、ほぼ確実にアルバムの中ではこの曲を一番聴いていると思います。

 

  • 2nd 君は誰と幸せなあくびをしますか  … 「僕は大丈夫
  • 3rd 君は僕の宝物  … 「遠く遠く
  • 4th  SELF PORTRAIT  … 「Witch hazel
  • 5th  PHARMACY  … 「花水木
  • 7th  UNDERWEAR  … 「PENGUIN
  • 8th  Such a Lovely Place  … 「Such a Lovely Place
  • 9th  Cicada  … 「青春
  • 10th  太陽  … 「Ordinary Days

 

 

 

ちなみに、上に挙げた曲の中で私が特におすすめしたいのが、10hアルバム「太陽」の最後に収録されている「Ordinary Days」。

 

スマップに提供して大ヒットを記録した「世界に一つだけの花」にも通ずる、誰かを励ますような心温まるポップソング。そういう曲調が好きな方にはぜひ一度聴いてみてもらいたい曲です。

 

Songwriter - 槇原敬之「Ordinary Days」

君から見た友達や
テレビの中でよく見かける
切り取られた場面を
幸せだと思ってるならすぐやめな
当たり前さ それが普通さ
嬉しいことがないと
幸せと感じられないような
人は確かに多いけど
あれが違う 誰と違う
それは何の意味も無いこと
安心しなよ 君は
特別 不幸じゃない

↓Youtube【Ordinary Days (2012 Remaster)】

 

 

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