1型糖尿病で苦労することのうちの一つに、外出した時の注射をどこの場所で打つか…ということがあります。
「人の目なんか別に気にしないからどこででも打っちゃうよー(*'▽')」
って人もいるかもしれないですけど、私はあんまり大っぴらには打たないですね・・・
インスリン注射ってことをわからない人にどう映るかが少し怖い部分もありますし(笑)
そんなわけで、今回は外出時の注射はどんな場所で打ってるかについて書いてみたいと思います('ω')ノ
【目次】
① 車の中
車の中は部屋で打つのと感覚的には変わりないです。
ほんとはよくないんでしょうけど、赤信号での信号待ちくらいの時間があれば注射針を注射器にセットして一瞬で注射を打つくらいのことはできます(^^;
長い時間運転している時に、血糖値を測定しなくても高血糖になっていることに気づく瞬間がたまにあるんです。
そういう時は早く血糖値を下げないと高血糖の状態が続いてしまって、トイレが近くなります。
そうなるとコンビニとかのトイレに何回も寄らないといけなくなって、それはかなり面倒なので時間がない時は赤信号のうちに車の中でパパッと打っちゃうことが多いです。
ちなみに車で打つ時は、横で信号待ちしてる車から見えないようにお腹に打つことが多いです。
その時はシートベルトを外さないと打ちづらいので一瞬外しちゃってますけど、赤信号でも違反になるんですかね?
② トイレ
私は昔、東京に住んでいたことがあるんですけど、移動の手段が車じゃないときの注射場所はほとんどがトイレの個室でしたね。
外出時に、人目に付きにくいところで注射が打てる場所なんてほとんどどこにもありませんからね(-_-;)
それと、トイレでもトイレのどこで打つかってのも二通りありました。
(1)トイレの洗面台の前
比較的、広めのトイレ(手を洗うところが3つあるような)だったりすると洗面台の前でちゃちゃっと打っちゃったりしてました。
広いトイレの一番はしっこで打てば、もう一人誰か来たとしてもひとつ間をあけたところで手を洗うことが多いですし、自然な感じで壁側を向いて隠して打てば鏡に映る心配もないんですよね。
個室に入って注射を打とうとすると、どうしてもドアノブには触らないといけなくてそれがやっぱり不衛生なので、洗面台の前で打てるときはなるべくそこで打つようにしてました。
(2)トイレの個室の中
これは会社での飲み会だとか友達との飲み、あとはまだ親密になる前の女の子とのデートとかではかなり頻度の高い注射場所でした。
特に居酒屋とかだと利尿作用のあるお酒を飲んでいるので、来店してるお客さんはトイレに来る回数が増えますよね。
そうなると店内からトイレに通じるところのドアがちょくちょくあけられてしまうので、なかなか手洗いの洗面台のところで注射は打ちにくいです(;'∀')
酔っぱらってるお客さんだと注射を見られたときになんか変なこと言ってくるかも・・・っていう被害妄想もあります(笑)
でも個室のトイレが一つしかないような隠れ家的なおしゃれ居酒屋、レストランとかだと、個室に入って…血糖値を測定して…それから注射器に針をセットして…注射を打って・・・
なんてやってるとガンガンにノックされることもよくあるのであんまり落ち着いて注射が打てない時もありますけどね( ゚Д゚)
それに、急がなきゃいけないと思って焦って注射針をセットしようとすると手が滑って針がおっこちてしまうなんてことも何回かありました。
そうなるとさすがにその針は汚くて使えなくなるので、飲み会など食事に行くときには常に予備の針を最低2本は用意するようにしてました。
③ レストラン、ラーメン屋などのテーブル席
飲食店で食事をするときって、注射のタイミングがめんどくさいんです。
店に入る前に車の中で打つと、料理が出てくるまでに時間がかかって食べるまでの間に血糖値が下がりすぎて低血糖になってしまったりします。
かといって料理が出てきてから店のトイレで打とうとすると、トイレが混んでたりしてなかなか打てないことがあるし、その間は一緒に食べに行った人を一人で寂しく食べさせてしまうことになるじゃないですか?
だから私は、今ではテーブル席で店員さんが来ない瞬間を見はからってその場所でサッ!( ゚Д゚)と打っちゃってます。
壁際のテーブル席じゃないと他のお客さんに見られてしまうからできないですけどね。
だけどこのやり方はよっぽど気を使わなくていい相手にしかできません。目の前の相手にはどうしても見えてしまいますからね。
だから親友と飲みに行ってるときとか、嫁ちゃんと食べに行ってるときくらいしかやったことはないかもしれません。
④ 道路わき(徒歩での移動中)
もう最近は普通に道の上でインスリン注射を打っちゃうこともあります。
一応、まわりを見て、誰も見てないだろうな・・・って感じで確認はしますけど(笑)
まあ、とはいっても歩いてる最中に「いま高血糖だからすぐインスリンを打たねば!(;゚Д゚)」なんてことはそうそうありません。
歩きながら何かを食べたりするようなシチュエーション限定の打ち方かもしれないです。
よくあるケースで言えば、お花見とか、お祭りの出店で何か食べるような時は道で打つことが多いですね。
いちいちコンビニまで行ってらんないし、行ったところで激混みだし、わざわざ遠くまで歩くくらいだったらここで打っちゃえ!的な感覚です。
幸い今まで誰にも見られたことはない・・・と思うんですけど、こういうのってもし見られたら変な注射と間違えられて通報されたりするのかな?とかいつも思ってしまいます(;´・ω・)
⑤ 会社のロッカールーム
これは仕事中の注射を打つ場所の定番ですね。
会社のトイレは居酒屋のトイレ並みに人が出入りする可能性があるので、しょっちゅうトイレの個室で打っていると個室の主みたいな噂が立ちそうです。
血糖値はロッカールームでわからないようにササッとは測定できるんですけど、そのあとわざわざトイレに移動して注射を打つってのは、忙しい勤務中には結構な時間のロスになってしまうことが多いです。
なので、突然ドアが開いて見られる可能性があったとしても、ロッカールームでそのままインスリン注射もしてしまうのがやっぱり効率がいいです。
今ではロッカールームの入り口に誰か人が来る気配を感じ取って、パッ!!('_')となにくわぬ顔で注射器をロッカーに一瞬でしまうというスキルも身に付きました・・・
ただ、早く仕事場に戻らないといけない時に焦って注射を打ったせいで、注射針の針を覆っているカバー(使う時に外して捨てるちっちゃいやつ)を床に落としてることにあとで気づいて、「ヤバッ(;゚Д゚)」って思ってことは2回くらいあります(笑)
まとめ
こんな感じで、自分の部屋以外ではいろんなところで周りの目を盗みつつ、インスリン注射を打っています。
おかげで今なら、注射を打つだけであればたぶん、注射器に注射針をセットして打ち終わるまで…10秒くらいあればいけるくらいスムーズに打つことができるようになりました。
でも、スピードの向こう側を追い求めて注射を打とうとすると、たまにめっちゃ痛いところに当たって息が止まるくらい悶えることがあるんで、あんまりチョーシこいて痛みで泣いたりしないようにしないといけないですね('◇')ゞ