1型糖尿病になって一番キツいこと…それは低血糖なんです。
たぶん一般的には「血糖値が高くなって尿に糖が混じるだけ」ってのがこの病気の広く知られている症状だと思うんです。
でも高血糖ってだけだと、その瞬間はそれほどつらくないことが多いですけど、低血糖の症状は状況によっては高血糖の何倍も嫌です(^^;
もちろん高血糖は長い目で見れば危ない状態ですけど、低血糖になってしまうと歩くことさえもつらくなるくらいキツイ状態になることがあるんです・・・
【目次】
① 低血糖の症状
まわらなくなってしまうんだよ!
体が震えたりしてしまうんだ…
低血糖の症状としては、記憶力の低下、手足の震え、汗がすごく出る、眠れなくなる・・・私が感じる主な症状としてはこんなところです。
(1)記憶力の低下
知っていますか?脳を働かせるためのエネルギーってブドウ糖だけらしいんですよ。
そのブドウ糖が血液中にぜんぜん無いような状態では頭が働かないので、何かを覚えるとかはなかなかできないわけなんです。
だから低血糖の状態になってしまっていると、ついさっきやったばっかりの作業でも、
って不安になってしまうことがあるんです(;´Д`)
それで何回も確認の作業をしてしまうので、仕事の効率が悪くなって遅くなるんですよね。
でもまあ確認は何回もするからミスをしたことはあんまりないですけど、かなり疲れます(笑)
(2)手足の震え
低血糖になると特に緊張しているわけでもないのに手がかすかに震えることがあります。
手で何かをつかむとかってくらいなら、震えていることに自分でも気づかないときもありますけど、指先を使う作業なんかをしていると、指が震えて作業がしづらかったりします。
指先でネジをとりつけたりとかはかなりやりづらくなりますし、字を書くのも指がちゃんということをきかなくて下手な字になってしまうこともあります(;'∀')
低血糖になっている時点で頭がぼーっとして集中できなくなっているから、それでうまくできないってのもあるんでしょうけど。
(3)汗がすごく出る
低血糖になると汗がダラダラと出やすくなってしまうような気がします。
特に、仕事やスポーツで動いている時の低血糖だとひどく、逆に家でじっとしている時や寝ている時の低血糖はあんまりあてはまらないような気もします。たぶんですけど。
室温が高くない冬場、仕事中にそんなに暑くもないのに汗がやたらでてきて「低血糖かな…?」って自覚し始めるってケースも結構あるかもしれません(;^ω^)
冬でそんな状態だから夏場はもう汗かきまくりで大変です・・・
「焦ってるように思われないように汗を止めようと焦っても汗は止まらなくてよけい焦る」みたいな悪循環にハマってしまうと、もう逆に開き直れ・・・ればちょっとは楽になるんですけどね(;^_^A
(4)眠れなくなる
これは地味にかなり嫌なんです。
夜、寝る直前に低血糖になってしまうと、さっきまであんなに眠かったのになぜか全然眠くなくなります。
同じ1型糖尿病の人なら、もしかしたら「わかるわかる!」って共感してもらえるかもしれません('ω')
昼間の低血糖だとやたらあくびが出て眠くなることがむしろ多いんですけど、夜の就寝前の低血糖ってなぜか100%目が冴えちゃうんです。
って思って、布団に入って目をつぶってもなかなか眠れず30分が経過・・・
腹式呼吸でもやれば眠れるかな?と、布団の中で腹式呼吸を初めてさらに30分が経過・・・( ゚Д゚)
と、嫌な予感がして血糖値を測定してみると、80・・・
って感じで、「もう寝ないと・・・」と思ってから約1時間後のこのあたりでやっと低血糖が発覚するわけです。
もちろん寝る直前には血糖値は測定してますよ?
晩ごはん前の注射が遅れて効いてきてるのか、それとも晩ごはんがまだ腸まで到達していなくて血糖値が上がってきていないのかわからないです。
とにかく、寝る直前には普通だった血糖値がなぜかそのあと急激に下がってることがたまにあるんですよ。
そうなると、甘いジュースを摂取しないことには血糖値はすぐには上がらず、寝る時間はどんどん遅れてしまいます。
なので、歯を磨いたばっかりのミントのお口でオロナ〇ンCを一気飲みするという残念な結果に・・・
長くなりましたけど、要は寝るときの低血糖は気づくのが遅れて、血糖値が回復するまでに時間がかかってしまうということと、あんなにおいしい〇〇ナミンCを味わえずに飲み干さなければいけないなんて悲しすぎるということです( ゚Д゚)
だから寝る直前の低血糖はほんと嫌ですね(-"-)
② 表情や声に抑揚がなくなってしまうことがある
こういうのはたぶん1型糖尿病のことが書いてある他のサイトには書いてないです。
仕事でもプライベートでも、毎日生活している中で誰かと話す機会はいろいろあると思います。
そんな時に低血糖になっていると、自分の意に反して表情が硬くなっていたり、声に抑揚がなくなって無感情な感じになってしまったりということが、私は多いです。
明るく挨拶をするつもりだったのに、なんとなくつっけんどんな感じの声しか出なかったり、スムーズに声が出なくて暗い感じになってしまったり。
会社で誰かに何かを依頼しないといけないような時、表情が硬く、声もうまく出せなかったりすると印象はよくないですよね(-_-;)
まあ、こういうときって必ずしも低血糖なわけではなくて、ただ疲れているだけとかってのもあるんですけどね(笑)
だけど疲れてるんじゃなくて本当に低血糖だった場合は、ブドウ糖が脳に回らなくてぼーーーーっ( ゚Д゚)としてしまうから上手くしゃべれない上に抑揚がなくなってしまうのかもしれません。
あと、低血糖の時はよく噛んだりするから、噛む回数が低血糖を判断する自分なりのバロメーターになったりもします(;'∀')
③ 低血糖になった後の糖分補給は摂りすぎてしまいやすい
低血糖になるとすっっっごく甘いものが食べたくなるんです。
これは間違いなく本能で脳が「早く糖分を摂取しろ!!」って体に指示を出してるからなんでしょうね。
という理屈はいったん置いといて、低血糖になった後の糖分摂取はなかなかに要注意なんです。
「甘いものを早く…!ハアハア(;´Д`)」って状態になっているから、早く回復させたくて糖分を一気に摂取してしまいます。
そして脳が満足したころには胃の中に大量の糖分が入り込んでいるので、今度は時間差で高血糖になってしまうという・・・
こうなるともう血糖値は下がったり上がったりのジェットコースター状態になってしまうので、また注射を打って今度は血糖値を下げて・・・
なんてやってるとジェットコースターに乗った後よりも疲れる上に低血糖は楽しくはないです(+_+)
でも低血糖になるとどうしても甘いものを食べすぎちゃうんですよね。
そして今は大した低血糖でもないのに、近所のスーパーで買ったお徳用みたいなチョコを食べながらパソコンを打ってます・・・
ダメダメですね(;^ω^)