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100均の耳栓で安眠できる?
質の良い睡眠をとってないと毎朝スッキリと起きることができなくて、肉体的にも精神的にも疲れちゃいますよね。
精神的なストレス、病気による痛み・かゆみ、まくらやマットレスが自分に合ってない…などなど熟睡できない原因は人それぞれだと思います。
そういった原因の中でも、結婚や同棲でパートナーと同じ寝室に寝ているという方は、相手が寝返りを打つ音や"いびき"、人によっては呼吸する音も気になって安眠できない…なんて場合もありませんか?
そんな方におすすめなのが私も毎日使っている安眠グッズ、100均の耳栓です!
100均の耳栓にもいろいろな材質や形状がありますけど、自分にピッタリな使用感のものを探し出せれば、たった100円で睡眠の質がグッと上がると思いますよ!
材質と形状の違い
いくら遮音性が高くても寝てる間に外れやすかったら効果が得られないし、痛みを感じたりするようなことがあれば、かえって安眠できませんよね?
耳栓のフィット感や遮音性は、形状や材質が自分に合ったものかどうかによって大きく変わってきます。
実際に私が100均で買った耳栓にもたくさんの種類があったので、その特徴を簡単にまとめてみました!
形状 の種類
1. フォーム(スポンジ) タイプ
円錐または円柱の形をしている、スポンジのように柔らかい耳栓です。
100均でも一番多く売られていることが多いタイプで、形状としては最もメジャーなタイプだと思います。
装着する時に押しつぶして小さくすると耳の中で膨らんで耳の形にフィットするので、他の形状と比べても奥の方までスムーズに隙間なく塞ぐことができることができます!
密着度が高いので遮音性は高く、材質が柔らかいので長時間耳の中に入れていても痛くならないというのはフォームタイプのメリットです。
だけど一方で、汚れた時にも基本的には洗えない、使い続けていると弾力が無くなりやすいといったデメリットにも注意が必要ですね。
ちなみに私が今まで使ってきた中で、フォームタイプの耳栓を使う時には他にも注意した方がいいポイントがいくつかあります。
表面がツルツルだと耳に挿入しやすいけど、ちょっとしたことでズレてしまったり外れてしまったりといったデメリットもあります。
特に寝ている時は寝返りを打ったりすることで外れてしまいやすいので、あまりツルツルしたものは選ばない方がいいかもしれません…。
耳栓の先でしっかり密着させたい方はできるだけ円柱タイプのものを選んだ方がいいと思います!
私の場合の目安としては、自分の小指の第一関節と同じくらいの長さだと完全に大きすぎて、就寝用の耳栓としては使いづらかったです…。
2. フランジタイプ
柔らかい"フランジ(ヒレ)"が層になってついているタイプの耳栓で、プラグタイプという呼ばれ方もします。
フォームタイプに比べて少し硬めのものが多いこともあって抜き差しがしやすい反面、耳に入れた時に違和感や痛みを感じることがあるのがこの形状の特徴です。
フォームタイプほど柔軟性は高くないので、睡眠中に高い遮音性を求める人には向いてないかもしれないですね…。
耐水性の材質で作られている製品が多いので、水洗いをして毎日清潔に使いたい方、夏場の汗をかく時期に使いたい方には向いているかもしれません!
素材 の種類
1. ポリウレタン
100均で売られているフォームタイプの耳栓の素材で一番多いのがポリウレタン。
押しつぶした感覚はマシュマロや粘土のようなふにゃふにゃな感じです。
メーカーによっては指でつぶしてもあっという間に元に戻ってしまって耳に入れづらかったり、そもそも硬くてつぶれないようなものもありました。
ポリウレタンは水に弱くて洗えないのであくまでも使い捨てですけど、1週間程度で使えなくなるというわけではないです。
2. 弾性ポリウレタン
ポリウレタンに「弾性」という言葉が付いてますけど、基本的にはポリウレタンと大差はない気がします。
強いて挙げれば、ポリウレタンよりもつぶしやすく、膨らむときは時間をかけて膨らんでいくので、普通のポリウレタンよりもソフトな感じ。
使ってみた感じとしては、ただのポリウレタンよりは使いやすかったと思います。
3. シリコン
フランジタイプに使われていることが多い素材で、耐水性があるので洗うことができ、耐久性もあるので長期間つかっても弾力は落ちにくいのが特徴です。
しかし、私が100均で購入したシリコン素材でフランジタイプの耳栓はあんまり弾力がなくふにゃふにゃだったので耳にグリグリ押し付けないと入っていかないし、遮音の効果もそれほど高くはありませんでした…。
まだシリコンタイプは1個しか使ったことが無いですけど、100均のシリコンタイプはあまり使いやすくはないかもしれません…。
4. 熱可塑性エラストマー
「ねつかそせいエラストマー」というあまり聞きなれない素材の耳栓で、こちらも主にフランジタイプの耳栓に使われているものになります。
「熱可塑性」も「エラストマー」も意味がよくわからない言葉ですよね…。
簡単に言うと、『温めると柔らかくなって冷えたら硬くなる性質を持った、ゴムとプラスチックの良いところを合わせた物質』のことを言うみたいです。
もともとは耳に水が入るのを防ぐことを目的として使われている素材で、遮音性はフォームタイプよりは劣るけど耐久性は優れているのが特徴です。
5. 弾性発泡ポリマー
フォームタイプで使われる素材で、ポリウレタンとは違って水にぬらすことができるので水洗いをして清潔な状態で繰り返し使うことができるというメリットがあります。
ネットを見ると「つぶした時に元に戻るスピードが早い」って書いてあったけど、私が使った100均の弾性発泡ポリマーの耳栓は逆でした。
戻るスピードが遅いのでゆっくり落ち着いて装着できるし、フィット感も高いからズレたり落ちたりすることも少ない。
遮音についてもしっかり効果を発揮してくれるので一番使いやすい素材だと思います!
100均で買った耳栓レビュー
今までに私が「セリア」や「ダイソー」などの100円ショップで買って使ったことがある耳栓についてまとめてみました!
中には自分の耳には全然合わなくて1回しか使わなかった、正確には1回も使わなかったものもありますけど100円だからそんなに後悔はしませんでした(笑)。
(1) セリア で購入した耳栓
▼ソフト耳栓【材質:ポリウレタン】
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フォームタイプの円錐タイプの耳栓です。
100均の他の円錐タイプの耳栓と比べてつぶした時の戻りが早いです。
太さも他と比べてほんの少し小さいので、耳の中で膨らんだ時にも私の耳にはスカスカで合いませんでした(笑)。
▼気圧変動対応耳せん【材質:シリコン】
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フランジタイプの耳栓です。
こちらはセリアで購入したものの写真ですが、ダイソーにも全く同じものが売ってました。
「気圧変動対応」を重視した耳せんだからかもしれませんけど、遮音性はあまり高くありませんでした。
シリコンだけど一番ふにゃふにゃしているので、他の耳栓のように一瞬では耳に入れられないのも少しストレスに感じました。
飛行機での移動や、新幹線のトンネルでは効果があるのかもしれないけど、自宅で熟睡のために使うにはあまりおすすめはできないかも…。
▼おやす耳(みみ~) クッションタイプ【材質:弾性ポリウレタン】
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見た目は普通のポリウレタンのフォームタイプでもこちらの製品は「弾性ポリウレタン」らしいです。
表面が少しペタペタした感じだから耳に少し入れづらいかもしれないけど、他のポリウレタンよりはソフトなので入れた後のフィット感は高めです。
遮音性に関しては100均にしては良い方だと思います。
▼おやす耳(みみ~)スパイラルタイプ【材質:熱可塑性エラストマー】
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「おやす耳」のフランジタイプ。
材質が熱可塑性エラストマーなので、耳に優しく水がほとんど浸透しないというのが製品のウリみたいです。
先ほどのシリコンのフランジタイプよりはサイズが大きいので、フィット感はあります。
でも、つまみの部分が長くて耳の外にはみ出てしまうので、寝返りを打ったりすると違和感があって起きちゃうかもしれません…。
装着もグリグリやらないと入っていかないので、遮音性はそこそこ高いけど手軽さを求めるのであればどうかな?って感じですね。
(2) ダイソー で購入した耳栓
▼耳せん【材質:ポリウレタン】
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蛍光イエローが鮮やかなフォームタイプが3セットも入っていてお得なダイソーの耳栓です。
他と比べて少し太めにできているので、耳の小さい女性には少し使いづらいかもしれません。
サイズが太めで遮音性はそこそこあると思います。
表面がツルツルして抜けやすいのがちょっと残念でした…。
▼耳せん【材質:弾性発泡ポリマー】
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私が毎日使用している製品がこちら。
弾性発泡ポリマーで作られた耳栓で、100均としては充分すぎるくらいのフィット感、遮音性がある耳栓です。
円柱の形で耳の奥の細い部分にしっかりと密着するので、ちょっとの寝返りでは抜けたりはしないと思います。
表面の材質もツルツルではなくザラザラした質感なので、耳の中で摩擦になってズレにくいのもこの耳栓の良いところですね。
肝心の遮音性もかなり高く、水洗いもできるので、かなりおすすめの耳栓です!
さすがメイド・イン・USAといった感じのクオリティでした(笑)。