地球が属している太陽系は天の川銀河のはしっこのほうにあるちっぽけな天体の集団だって知ってました?
太陽から最も近い恒星である「ケンタウルス座α座」までの距離が4.2光年。
太陽から天の川銀河の中心まで行くだけでもなんと2万8000光年もかかります。
地球から月までは光の速さで2秒かからないのに、太陽から2万8000年かかる距離ってちょっと想像できませんよね…。
それどころか、われわれ人類はまだ火星にすら降り立ったことがありません。
身近な星にも思われる太陽系の惑星ですらたどり着くことができないんだから、宇宙の広大さに比べると自分の悩みなんてちっぽけに感じたりすることもあるほどです(笑)。
そんなスケールのバカでかい宇宙の美しさと、現代科学ではまだまだ解明できない宇宙の謎と神秘を、最先端の映像技術で臨場感たっぷりに感じられるのがSF映画の醍醐味。
今回は、高校1年生の時に数学と化学が苦手過ぎて宇宙飛行士になる夢を早々とあきらめた私が選んだ、太陽系のそれぞれの惑星に関連した映画をご紹介したいと思います!
【目次】
【水星】アルマゲドン2012 マーキュリー・クライシス
太陽に最も近い水星は自転の周期が長い惑星です。
昼と夜が入れ替わるのは、地球の日数で換算するとなんと176日もかかるんですね…。
昼は430℃、夜は-230℃と温度差が大きいのも特徴の一つで、太陽系で一番小さい惑星でもあります。
水星(≠彗星)衝突による地球消滅の危機
公開年 | 2011年 |
時間 | 1時間31分 |
監督 | ポール・ジラー |
同監督の主な映画 |
・SOLAR STRIKE(ソーラー・ストライク) ・アルマゲドン2009 |
主なキャスト |
ジェームズ - カーク・アセヴェド(東地宏樹) |
▼あらすじ
突然、消息を絶った水星探査の宇宙船ノーチラス号。
それと同時に宇宙からの強力な電磁波と隕石の雨が地球を襲う。
異常な太陽活動により水星が公転の軌道を外れたことを知った物理学者のプレストンは、このままの状態が続けば地球は水星と衝突し、人類が滅亡することを予見する。
地球が破滅することを避けるために、封印されていた「プロジェクト7」を再起動させようと考えるプレストン。
「プロジェクト7」とは、地球に衝突する可能性のある小惑星を標的と激突させ、強制的に軌道を変更させるという計画だった。
しかしこれを実行するには、宇宙船を小惑星に送らなければならない。
ノーチラス号の宇宙飛行士である妻のヴィクトリアと共に困難を極める作戦に挑んだプレストンだが…。
【金星】ヴイナス戦記
金色に輝く見た目の美しさに反し、濃硫酸の雲や上空を吹き荒れるスーパーローテーションの影響により地獄のような環境になっている金星。
地表は昼も夜もなく常に500℃近い温度なので、地球の隣の惑星だけど絶対に住むことのできない星ですね…。
監督は機動戦士ガンダムの安彦良和氏
公開年 | 1989年 |
時間 | 1時間43分 |
監督 | 安彦良和 |
同監督の主な映画 |
・機動戦士ガンダム THE ORIGIN ・アリオン |
主なキャスト |
ヒロ - 植草克秀 |
▼あらすじ
灼熱の惑星、金星(ヴイナス)は巨大な氷の惑星が衝突したことにより人類が生活することのできる環境になる。移住から70年経過したヴイナスでは、世界を2つに分ける「アフロディア」と「イシュタル」という自治州が争いを続けていた。
そんな状況の中、惑星はかつての金星の姿に戻ろうとするかのように温暖化が進み、ヴイナスは混沌とした状況にあった。
アフロディアに暮らす少年「ヒロ」は危険なバイクレース「ローリング・ゲーム」を行うことで、先の見えない未来に対する不満を振り払うように毎日を過ごしていた。
そしてその頃、イシュタル軍がアフロディアの首都に攻め込み、ヒロたちの毎日の生活は戦火によって失われることになる。
自分の楽しみであるレースさえも奪われた怒りを晴らすために、ヒロは街を襲撃するイシュタル軍の巨大洗車「タコ」を仲間たちと襲撃する計画を実行に移すが、無慈悲なほど圧倒的な力の差を見せつけられる。
その後、ヒロはアフロディア軍の兵士として戦闘用「モノ・バイク」に乗り込み、過酷な戦争の現実を目の当たりにすることに…。
【月】①月に囚われた男 ②アポロ13号
地球については、衛星である「月」をテーマにした映画を選びました。
人類は1969年のアポロ11号から、1972年のアポロ17号まで合計6回の月面着陸を成功させています。
最後に着陸してからもう50年近く経過しているんですね…。
デヴィッド・ボウイの息子、ダンカン・ジョーンズの長編デビュー作
公開年 | 2009年(日本公開は2010年) |
時間 | 1時間37分 |
監督 | ダンカン・ジョーンズ |
同監督の主な映画 |
・ミッション: 8ミニッツ ・Mute/ミュート |
主なキャスト |
サム・ベル - サム・ロックウェル(平田広明) |
▼あらすじ
地球の資源が底をついてしまった近未来。
月にあるエネルギー資源を地球に送るため、ルナー・インダストリーズ社からたった一人派遣された宇宙飛行士のサム。
同じ時間に起きて、ランニングマシーンに乗って、ヘリウム3を採取するだけの月での毎日は孤独を極めていた。
そんなサムの唯一の話し相手、コンピューターのガーティ。
衛星が故障してしまい地球との交信は不能になり、録音したメッセージでのやり取りになってしまう。
そしてなんとか契約期間である3年間の業務をこなし、ようやく地球に帰ることができる日があと2週間後に迫っていたが…。
②絶望的な状況での乗組員救出作戦
公開年 | 1995年 |
時間 | 2時間20分 |
監督 | ロン・ハワード |
同監督の主な映画 |
・ダ・ヴィンチ・コード ・バックドラフト |
主なキャスト |
ジム・ラヴェル - トム・ハンクス |
▼あらすじ
アポロ13号での史上3度目となる月面着陸を目指し訓練を重ねていた、船長のジム・ラヴェル(トム・ハンクス)、月着陸船パイロットのフレッド・ヘイズ(ビル・パクストン)、司令船パイロットのケン・マッティングリー(ゲイリー・シニーズ)の3人の宇宙飛行士。
しかし、予備チームの1人が打ち上げの2日前に風疹にかかってしまい、抗体を持っていないケンはNASAから搭乗を取り消されてしまう。
代役としてアポロ13号に乗ることが決まったのは、予備チーム司令船パイロットのジャック・スワイガート(ケヴィン・ベーコン)。
1970年4月11日、アポロ13号はサターンVロケットで発射され、5基のエンジンのうち1基が停止したものの、打ち上げ自体は無事に成功する。
そして地球から約32万kmの地点まで飛行し、月まであと少しの場所まで到達したアポロ13号。
ヒューストンの管制室から機械船の液体酸素を撹拌するよう指示を受けたジャックが撹拌スイッチを入れた瞬間、大きな爆発音が聞こえ、機体は激しく揺れ始める。
警告ランプが次々に点灯し、酸素の残量は瞬く間に減っていった…。
【火星】①トータルリコール ②ミッション・トゥ・マーズ
地球から2番目に近い距離にある火星は、1日の時間も地球とほぼ同じ24時間ということもあり、太陽系の中では地球に最も環境が似ている惑星と言われています。
将来、人類が移住できる星としての最有力候補にも考えられている天体でもあるので、近未来をテーマにした映画の舞台として使われることが最も多い惑星ですね。
記録を作り変えられた男が真実を求め火星へと向かう
公開年 | 1990年 |
時間 | 1時間53分 |
監督 | ポール・バーホーベン |
同監督の主な映画 |
・ロボコップ ・スターシップ・トゥルーパーズ |
主なキャスト |
ダグラス・クエイド / ハウザー - アーノルド・シュワルツェネッガー |
▼あらすじ
火星に植民地が作られ多くの人類が居住している近未来では、酸素が薄く気圧が低いため防護服無しでは外に出ることはできず、連日報じられるのは、エネルギー採掘会社と反抗勢力との間の紛争のニュース。
地球で暮らすダグラス・クエイドは行ったことがないはずの火星の夢に毎晩悩まされており、火星に移住したいという希望を妻のローリーに伝えるが受け入れられなかった。
そんなある日、列車内で「旅行の記憶を売る」というリコール社の広告を目にするクエイドは、同僚であるハリーの反対を押しのけてリコール社へ向かう。
「諜報員として火星の旅をする」というコースを選び、夢の中でパートナーになりたい女性の顔をモンタージュで選択し、注射によって眠りについたクエイドはなぜか突然叫びながら暴れ出す。
トラブルを恐れたリコール社はクエイドに麻酔をかけ、リコール社に来た記憶自体を消去し、タクシーで自宅に送り返した。
帰宅途中、ハリーを含む謎の集団に襲撃されたクエイドだったが、なぜか身に覚えのない格闘術で全員を返り討ちに。
そしてなんとか帰ってきた自宅では妻であるはずのローリーからも襲われてしまう。
「クエイドの記憶は全て作られたものであり、自分は妻ではなく監視役」と発言するローリー。
わけがわからなくなってしまったクエイドのもとにリクタ―とその部下たちが迫るが、何とか振り切ったクエイドは謎の男からカバンを受け取る。
その中に入っていたパソコンのモニターに映ったのはハウザーと名乗る、クエイドと全く同じ顔をした男で、「ダグラス・クエイドは、ハウザーが特殊な事情により記憶を消された仮の姿である」と告げられる。
カバンの中には金と身分証、他にも特殊なアイテムや変装道具も入っていた。
自分の体に埋め込まれていた発信機を特殊な器具で取り除いたクエイドはハウザーのメッセージをもとに火星へと向かう…。
火星で消息を絶った仲間の謎とは
公開年 | 2000年 |
時間 | 1時間54分 |
監督 | ブライアン・デ・パルマ |
同監督の主な映画 |
・アンタッチャブル ・ミッション:インポッシブル |
主なキャスト |
ジム・マッコーネル - ゲイリー・シニーズ(鈴置洋孝) |
▼あらすじ
火星で地質調査を行っていたルークたちが発見した、シドニア地区の巨大なピラミッド状の物体。
レーダー波を照射した途端、激しい竜巻が発生し、クルーに襲い掛かった結果ルーク以外の3人は死亡してしまい、生き残ったルークも宇宙ステーションへの報告を最後に生死不明になった。
救出計画開始からおよそ半年後、ようやく救出隊として送られたマーズ・リカバリー号は火星の軌道上に到着したが、燃料事故により宇宙船の一部が損傷し、機能を修復することができないほどになってしまう。
クルーは船を捨てることを決意し、火星軌道上をまわっているリモ(補給モジュール)を使って火星に降りることを試みるが、その過程で船長のウッディが死亡。
かろうじて副操縦士のジムたちは火星に着陸し、そこでなんとか生存していたルークと再会する。
ルークは自力で調査を継続しており、ピラミッド状の物体が地球外知的生命体による巨大な顔型の建造物の一部であり、そこから発信されている謎の信号がDNAのモデルになっていることを突き止めていた。
建造物の出入り口を開けることに成功した彼らは、宇宙船の修理をするために外に残したフィルを除く3人で内部に侵入し、そこである事態に遭遇することになる…。
【木星】①2001年宇宙の旅 ②2010年
太陽系最大の惑星である木星は、太陽系の他の惑星すべてを内側に収納したとしてもまだまだ余裕があるほど巨大な惑星です。
意外と知られてないかもしれないけど、仮に木星にたどり着けたとしても、木星は地表の無いガス惑星なので着陸することも歩くこともできません…。
スタンリー・キューブリックによるSF映画の最高峰
公開年 | 1968年 |
時間 | 2時間28分 |
監督 | スタンリー・キューブリック |
同監督の主な映画 |
・時計じかけのオレンジ ・シャイニング |
主なキャスト |
デヴィッド・ボーマン船長 - キア・デュリア |
▼あらすじ
月に人類が居住できるようになった時代、アメリカ合衆国宇宙評議会のヘイウッド・フロイド博士は、月で発掘された謎の物体「TMA-1」と呼ばれるモノリス(一枚岩)を調査するため、月面基地に向かった。
基地に着いたフロイド博士は、会議で事態の重要性について説明し、TMA-1の発掘現場に向かう。
そして調査中、400万年ぶりに太陽の光を浴びたモノリスは木星に向けて強力な信号を発信する。
このモノリスは太古の昔にヒトザルだった人類が、月に到達するまでに進化したことを告げるセンサーの役割を担っていたのである。
その18カ月後、木星探査に向かう途中だった宇宙船ディスカバリー号。
乗組員は船長のデヴィッド・ボーマン、隊員のフランク・プール、出発前から人工冬眠していた3人の科学者、それと史上最高の人工知能を持ったコンピュータ「HAL(ハル)9000型」だった。
飛行している途中、ボーマン船長に探査計画に対する疑問を打ち明けるHAL。
その直後、HALは船のユニットの故障を告げるが、ボーマンが点検しても特に異常は見当たらない。
HALに異常が起きていることを危惧したボーマンとプールはHALの思考を停止させることを決断するが、そのことを察知したHALがそれを阻止するために乗組員全員を殺害しようとする。
船外活動中にポッドに衝突されて宇宙服を壊されたプール、人工冬眠中の生命維持装置を切られてしまう3人の科学者。
別のポッドでプールの救助に向かったボーマンも、遺体を回収して戻ろうとするがHALに入船を拒まれ、仕方なくプールの遺体を放棄し、ハッチを爆破してエアロックに入り込む。
なんとかHALの思考部を停止させることに成功したボーマン船長に対し、助けてほしいと繰り返すHALは部品を取り外されていくごとに知能を失くし、最終的には「デイジー」の歌を歌い始め、その歌声がだんだんと失速するようにして完全に停止する。
すると木星到着後に乗組員全員に開示される動画が再生され、そこでフロイド博士により探査の真の目的であるモノリスについて語られることに…。
前作から9年後の世界、ついに明らかになるモノリスの謎
公開年 | 1984年(日本公開は1985年) |
時間 | 1時間56分 |
監督 | ピーター・ハイアムズ |
同監督の主な映画 |
・エンド・オブ・デイズ ・ダウト 〜偽りの代償〜 |
主なキャスト |
ヘイウッド・フロイド博士 - ロイ・シャイダー |
▼あらすじ
2001年、アメリカ合衆国の木星探査船ディスカバリー号において、史上最高の人工知能を持っていると言われたコンピュータ「HAL9000」の機能不全により4人のクルーが排除される事態になった。
唯一の生存者であったデヴィッド・ボーマン船長は木星の衛星軌道上で巨大なモノリスに接触した後、
『"My God, it's full of stars!"(凄い!降るような星だ!)』
という謎のメッセージを残して行方不明になり調査は失敗。
それから9年後、月面で発見されたモノリス(TMA-1)の調査を行った人物であり、ボーマンの上司でもあるアメリカ合衆国宇宙評議会のヘイウッド・フロイド博士は調査失敗の責任をとり、評議会を退いてハワイ大学の学長になっていた。
その後、HAL9000故障の原因を解明することを目的として米ソ合同調査の準備が整ったことにより、フロイド博士はHALの開発者であるチャンドラ博士、ディスカバリー号の設計者であるウォルター・カーナウ博士と共にソ連の宇宙船アレクセイ・レオーノフ号に乗り込み、木星へと向かうことに。
木星の第2衛星エウロパに到着したレオーノフ号は無人探査機で地表の探査を行った結果、生命の兆候であるクロロフィルを発見したが謎の電磁波放射によって妨害を受け…。
【土星】①スペースサタン ②メッセンジャー
バイオノイドと科学者の壮絶なバトル
公開年 | 1980年 |
時間 | 1時間28分 |
監督 | スタンリー・ドーネン |
同監督の主な映画 |
・雨に唄えば ・いつも2人で |
主なキャスト |
アダム - カーク・ダグラス |
▼あらすじ
土星の衛星上にある、月ほどもある大きさの巨大宇宙基地「サターン3」で食糧危機のための研究を続けていた科学者アダムとアレックス。
月での水耕栽培を研究する任務に就いている彼らのもとには補助のために3機のロボットが配備されていた。
孤立した環境ながらもサターン3でペットの犬サリーと共に楽園のような生活を始めてから、すでに3年が経過しようとしていた。
そこに、ベンソン大尉と名乗る男が来訪する。
ベンソン大尉の正体は、自分の脳髄と連結した新型高性能ロボット「ヘクター」を利用して基地を乗っ取ろうと企む殺人者であった。
ベンソン大尉はアダムに対しては高圧的に、アレックスに対して露骨な欲望を見せ、三人の関係に徐々に摩擦が生じていく。
そしてそんなベンソン大尉の悪意と感情をコピーしたヘクターは人知れず不気味な動きを見せ始める…。
3650日にも及ぶNASAの極秘任務
公開年 | 2017年 |
時間 | 1時間43分 |
監督 | ロブ・ヨーク |
同監督の主な映画 | ━ |
主なキャスト |
ブランドン・レイ・オリーヴ |
▼あらすじ
舞台は近未来のアメリカ。
土星の第6衛星タイタンから発信された電波を受信したNASAは、さらに同じような2種類の電波が海王星周辺からも発信されていることを知る。
3つすべての電波の周波数を組み合わせると和音になり、これは何者かが故意に作りだしたものであると判明したことを受け、国防省はロジャー・ネルソン大尉に調査を命じる。
土星の衛星であるタイタン、さらに海王星の衛星トリトン、準惑星のエリスを巡って発信源を回収するという10年にも及ぶミッションへの参加に妻のアビゲイルは反対するが、人類史上初となる地球外生命体との接触ができるかもしれないと考えたロジャーはこの任務を受け入れることに。
そして地球を出発し542日目にようやく第一の目的地タイタンに接近したロジャーを待ち受けていたのは人類の想像を遥かに超えた光景だった…。
【天王星】オーディーン 光子帆船スターライト
宇宙戦艦ヤマトの西崎義展氏が原案
公開年 | 1985年 |
時間 | 2時間19分 |
監督 |
総監督…舛田利雄 |
同監督の主な映画 |
・宇宙戦艦ヤマト ・三国志 |
主なキャスト |
筑波あきら(声:古川登志夫) |
▼あらすじ
2099年、超小型ブラックホールが発生させる光子を利用し宇宙空間を飛行する帆船スターライトには練習生として多くの若者が搭乗していた。
ある日、小惑星帯で破壊された木星連絡船のアルフォード号を救助する指令を受けたスターライトは木星に向かうため宇宙ステーションから出発した。
アルフォード号から唯一救出された少女サラは不思議な能力を持っていた。
磁気嵐と共に現れた正体不明の敵との戦闘の最中、爆発の弾みで瞬間的に天王星付近まで移動したスターライト号。
天王星の衛星オベロンで謎の宇宙船が発見され、サラの力によりアルゴ座カノープス星系にあった惑星オーディーンからやってきたものだと言うことがわかる。
宇宙空間を結ぶ近道である「歪曲点」が見つかったことで、これをくぐり抜けたスターライト号が木星から天王星に移動したことも判明。
歪曲点をくぐってオーディーンを目指したあきら達が到着したのは、3つの巨大な恒星の重力と星間ガスに支配される「トライポール三重連星」で、その空間には「アースゴード」と名乗る老人が浮かび上がり、スターライト号に対して死を宣告する。
そして襲ってきたメカの軍団により、宇宙の裂け目「ギンヌンガ・ガップ」に落とされてしまったスターライト号。
かろうじて宇宙空間へ戻ることができ再度メカ軍団との戦闘を開始したスターライト号は、メカを操縦しているのはサイボーグであることを知り、その後サイボーグの意外な正体、オーディーン星人とサラの関係が徐々に明らかになっていく。
スターライト号はメカ軍団に命令を出していた巨大コンピュータ「ベルゲル」を破壊することに成功し、オーディーンへと向かう…。
【海王星】アド・アストラ
宇宙に消えた父の謎を解かなければ人類は滅びる
公開年 | 2019年 |
時間 | 2時間3分 |
監督 | ジェームズ・グレイ |
同監督の主な映画 |
・アンダーカヴァー ・ロスト・シティZ 失われた黄金都市 |
主なキャスト |
ロイ・マクブライド - ブラッド・ピット(山寺宏一) |
▼あらすじ
舞台は近未来。
地球外知的生命体の探求に人生をささげた父の影響により、自分も宇宙で働く仕事を選んだロイ。
だが父は宇宙での探査に旅立ってから16年後、太陽系の最も外側を公転し、地球から43億kmも離れた海王星付近で突如として消息を絶ってしまう。
そして時が流れエリート宇宙飛行士として活躍していたロイは「君の父親は生きている」と、驚くべき事実を軍の上層部から告げられる。
さらに、父が関わっていた通称「リマ計画」が太陽系を滅ぼしかねないほど大きな危険をはらんだものであることを知ったロイは、軍の依頼を受けて父の捜索のため宇宙へと旅立つことになるが…。