1997年に活動を休止したバンド、L⇔R(エルアール)のボーカルで、悲しいことに2016年12月に脳腫瘍により亡くなられてしまった黒沢健一さん。

10月に病気を公表してからわずか2カ月後のことでした。

私もL⇔Rは大学時代によく聴いていた思い入れのあるバンドだったので、突然のことに茫然としたことを覚えています。

 

「リトル・ソング」は、1997年のL⇔R活動休止後に黒沢健一さんが発表した曲。

2001年にリリースした2作目のソロアルバム「B」のオープニングナンバーとして収録されています。

初めて聴いたはずなのになぜか無性に懐かしく感じてしまうメロディと、飾らない言葉でそっと背中を押してくれる歌詞が印象的な曲です。

↓Youtube【黒沢健一 短いのにびっくりするよな名曲♪ 「リトル・ソング」】

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ポニーキャニオン

 

この曲を最初に聴いたのはYouTubeがきっかけでした。

リトル・ソングという曲名のとおり2分弱であっという間に終わる曲で、演奏はギター1本での弾き語り。

シンプル過ぎるほどシンプルな曲だったので完全にデモテープだと思ったし、まさかアルバムに収録されて、しかも1曲目だとは思いませんでした。

 

リトル・ソングは1分58秒しかない短い曲なんだけど、とにかく歌詞がイイ。

私は冒頭のワンフレーズで、魔法にかかったようにあっという間に心をつかまれてしまいました…。

特別な言葉や言い回しがあるわけじゃなくてありふれた表現なんだけど、それが逆に等身大で、リアルに励まされている感じがするのかもしれません。

 

【リトル・ソング】Songwriter - 黒沢健一

どんな時間過ごしても解決しないこともある

言っただろ とりあえずあいつは無視して

キミのことを楽しませることがしたいだけ

だから僕に少しだけの笑顔をおくれよ

 

まるで、黒沢さんが落ち込んでる自分の隣に座って励ましてくれているような…そんな感覚ですね。

たぶんですけど、この曲で歌われているのは落胆している人、疲弊している人を応援する気持ち。

だけど、聴いているとパワーが出るというよりは、肩の力が抜けて心が楽になるタイプの応援歌って感じがします。

 

ちなみに「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」は、それまで7週連続1位を記録していたH Jungle with tの「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント」をトップの座から引きずり下ろした曲。

「WOW WAR TONIGHT」が213万枚、「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」は134万枚の売り上げを記録しました。

CDが売れまくってたこの時代がほんと懐かしい…。

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