「夏の大三角形」は2012年度のカルピスウォーターのCMソングになった曲で、歌っているのは2004年に結成された4人組バンドのNICO Touches the Walls(ニコ・タッチズ・ザ・ウォールズ)!
滑舌に自信がないと噛んでしまいそうなバンド名ですね。私は『~タッチズ・ザ~』のところでいつも詰まりそうになります(笑)
彼らが10枚目のシングルとしてリリースし、オリコン週間ランキングでは最高16位を記録した「夏の大三角形」は爽快感のあるメロディで恋に落ちる瞬間の弾けるような感情を歌った、真夏を彩る名曲です!
↓Youtube【NICO Touches the Walls 『夏の大三角形』】
2013年リリースの5thアルバム。オリコンチャートでは週間5位を記録し、アルバムとしては初のTOP5入りを果たしたヒットアルバム。NICO Touches the Wallsの代表曲となった「夏の大三角形」をはじめ、大きく進化した「夢1号」、ニューイヤー駅伝テーマソング「ランナー」、new balanceタイアップソング「チェインリアクション」などを収録。
ほとんどの曲が発表時期を遡る形で収録されている、NICO Touches the Walls初のベストアルバム。CMソングに使用された人気の高いやアニメのOPテーマの他にも、シングルカットされなかったフェスやライヴでの定番曲まであますところなく網羅。さらに、未発表曲や新たに録音された曲も収録したファンならずとも大歓喜の75分。
ラジオやCDで音だけ聴いても脳裏には雲一つない青空が広がるような、どこまでも突き抜けた爽やかさ!
少ない音の中で緩急をつけた演奏からサビに入った瞬間の疾走感と開放感は、実際に吹いてはいない向かい風を感じるくらいメチャクチャ心地いい…。
作詞・作曲を担当したボーカルの光村龍哉さんも『自分たちの新しい扉を開くような曲になった』と振り返っていて、後世に残るような名曲を作っていくための第一歩にはなったと感じたくらい、ホントに良い曲ができたと実感できたそうです。
残念ながらNICOは2019年に活動を終了してしまいましたが、この曲は毎年聴きたくなるしカラオケでも歌いたくなる、私にとっては夏のアンセムです!
当時カルピスウォーターのCM映像と共に耳に飛び込んできた「夏の大三角形」を聴いた瞬間に頭に浮かんだのは、まだ中・高校生だった90年代ころ毎年夏になると猛威を振るっていたポカリスエットのCM。
- 92年「いつまでも変わらぬ愛を」(織田哲郎)
- 93年「揺れる想い」(ZARD)
- 94年「瞳そらさないで」(DEEN)
- 95年「突然」(FIELD OF VIEW)
「夏の大三角形」を一聴して感じたのは、特に私がポカリスエットCMソングの黄金期だと思うこの頃とまったく同じ爽快感!
ポカリのCMが流行っていた昔はインターネットを一般家庭で使っている人なんていなかったし、もちろんスマホもありません。
なのでCMの最中に一瞬だけ表示される曲名・アーティスト名を見逃さないようにテレビにかじりついて見てましたね(笑)
そして「夏の大三角形」をCMで初めて耳にした時も曲情報を見逃さないために、気づいたら昔と同じようにテレビにクギ付けに。
爽やかな気持ちになるだけでなく、なんとも言えない強烈な懐かしさにも浸ってしまいました。
「夏の大三角形」みたいに素晴らしい夏の名曲にまた出会えるのは、いったい何年先になるんだろう…?