1型糖尿病の治療に欠かせないものが「インスリン注射」です。

体内(膵臓)でインスリンが作られないわけですから、注射という形で補給しなければならず1型糖尿病患者であれば必ずやらなければいけないものです。

ちなみに、私は病気になったタイミングが悪く、修学旅行の直前に病気にかかってしまったため、

「まだ自己注射と自己血糖測定に慣れていない状態で2泊3日は危険だ」

というお医者さんの判断で修学旅行には行かず、家でボケー( ゚Д゚)っとしてました・・・。

① 自分で打つインスリン注射

1型糖尿病では膵臓からインスリンはまったく分泌されないので、食事をしたあとに上がった血糖値を下げることができず、高血糖状態になってしまいます。

そのため、食事の前にはインスリン注射というものを打たなければならないということをお医者さんから告げられました。

だんなのアイコン
自分で注射…?しかも食事のたびに?それを一生続けるだなんて…

その当時は性格もどちらかといえば暗いほうだったし、高校生で若かったってのもあってかなりショックを受け、悲観的になってました・・・。

でも、とにかくインスリン注射を毎日打ち続けていかないと大変なことになるって言われてたし、他に選択肢なんてありませんでした。

それになんといっても、

だんなのアイコン
注射を打てばのどの渇きとか、1時間に1回行かないといられなかったトイレからも解放される!

というのはありがたいとは感じてたと思います。

この時の私は高血糖のことばかり気にしてそれよりもきつい「低血糖」のことなんて頭にありませんでしたから・・・(゚∀゚)

② 総合病院への転院と検査入院

1型糖尿病であると診断を受けた病院は個人でやっている小さな病院だったんですが、その病院で診断を受けてから1か月くらい後に市内の総合病院に転院することになりました。

というのも、今後自分で注射を打っていくにあたって必ずやらないといけないのが、「自分で血糖値を測定する」ということだったからです。

私は入院や検査の体制が整っている総合病院で1週間ほど入院をして、その間に健康診断的な検査をしながら自己血糖測定器の使い方を覚え始めました。

この種類のものを食べたらこのくらい時間がたってからこれだけ血糖値があがる、そこでインスリン注射を何単位うったら何時間後にはこれだけ血糖値が下がる・・・ということを頭と体で学んでいきました。

ちなみにインスリンの注射の量は、「単位」で表現します。

インスリンの「単位」とは?
  • インスリンの注射量は「単位」で表します
  • 1単位は0.01mL
  • 注射器にメモリが表示されていて、5単位を注射するときは5メモリ分インスリンを注射するということ
  • 一本の注射器は大体300単位分くらい入っている

自己血糖測定器の使い方自体は簡単ですぐに覚えることができ、インスリン注射にも徐々になれてきた私は入院を終えて高校生活に戻ることになりました。

退院時の体重は55kg程度しかなかったので(現在は身長は変わらず178cmで70kgくらい)、1型糖尿病を発症してから自分がその病気だと診断されるまでにどれだけ痩せていったかがよくわかります。

1型糖尿病には痩せている人が多いと言われています。

体にとってエネルギーとなるブドウ糖は食事で体内に吸収され、血液の流れにのって全身に運ばれていきます。

そのブドウ糖がインスリン不足のためにエネルギーとして使えなくなってしまったことにより、体が長いあいだ栄養不足になってしまっていたんです。

それと、食事で摂取したブドウ糖をエネルギーとして使えない代わりに、体が筋肉や脂肪をエネルギーとして使うこともあるみたいで、それも1型糖尿病に痩せている人が多い理由として挙げられるみたいですね。

と、まあそんな状態だったんで、お医者さんが言っていた、

「もう少し発見が遅れていればかなり危険な状態だった」

って言葉も最初は大げさに言ってるんだろうと考えてましたが、今思うと結構本当だったのかな?とも感じます(^^;)

③ なんで自分がこんな病気に…?

最初のころはずっと「なんでこんな病気になってしまったんだろう…」ってことをずっと考えてたように思います。

小学生からずっと続けていたサッカーを辞めたのに食生活はそのままだったことが引き金になっちゃったんだろうかとか、お菓子を最近よく食べてたからそれが原因だったりしたんだろうかとか。

恋愛とか結婚とかも、もう自分にはできないんじゃないかとかだいぶ悲観的になってもいました。

もともと社交的な性格ではなく、中学生の時はクラスの女子ともまともにしゃべったことはなかったし、

だんなのアイコン
終わったな・・・来世がんばろう

と思ったこともありました。

それでも病気になり始めたころは、それがまだ実生活においてどれほどの影響がでるものなのかは想像も経験もしていなかったですから、漠然とした不安だけがあるといった感じでしたけどね。

ネガティブになった理由に、まず、「糖尿病」という病名の響きがあまりよくないなって思ってました。

IDDM【insulin dependent diabetes mellitus(インスリン ディペンデント ダイアビーティーズ メリトゥス)】

1型糖尿病を英語で言うとこうなるらしいです。

dependentは、「依存する」って意味なので、インスリン依存型糖尿病とも言われています。

なんとなくカッコいい感じの言い方になるからこっちの方で統一してくれないかなあとか大人になってからは思ってましたね。

ダイアビーティーズなんてアベンジャーズみたいな響きでよくないですか?(*'▽')

ちなみにmellitusとは【真性】という意味なので、直訳すると【インスリン依存型真性糖尿病】ってことになるんでしょうけど真性って言い方はまずしないですね。

論文なんかにもほとんど出てこないらしいです。

昔はただただ落ち込んでたけど、病名でカッコいいカッコ悪いなんて言えるようになったのは少し余裕が出てきた証拠なのかもしれませんね(笑)

スポンサーリンク
おすすめの記事