ガソリンスタンドに設置されている全自動のドライブスルー型の洗車機。
実際使ってみると難しいことはないですけど、まだ使ったことのない方、車のことがあんまり詳しくない方は不安だと思います。
さすがに、なにも考えずただ車を洗車機に入れてスイッチを押せば終わり!ってわけでは無いですからね。
1か月以上洗っていなかった私の車です。
ブラシに洗剤を付けてちょっと磨いた後なのでわかりづらいかもしれませんが、めっちゃ汚れてます・・・
ということで、いつもガソリンを入れているガソリンスタンドの洗車機にぶち込むことにしました。
【目次】
洗車機のメリットとデメリット
ガソリンスタンドに一般的に設置されているドライブスルー型の洗車機。
自宅の庭やコイン洗車場で自分で洗う「手洗い洗車」と比較した場合のメリット、デメリットには次のようなものがあります。
洗車機で車を洗うことのリスクなどもよく考えて、どっちの方法にするか選びましょう。
-- メリット --
道具を揃える手間がかからない
手洗いをしようとしたら、バケツ、ブラシ、スポンジ、カーシャンプー、カーワックス、拭き上げ用のタオルくらいは準備しないといけません。
洗車機ならバケツは必要ありませんし、その他の道具に関してはすべてスタンドで借りることができます。
安い
コイン洗車場を使うだけで300円~800円、さらに道具を1からそろえるた場合にはトータルで1500円以上はかかります。
しかも洗車の段取りが悪かったりすると水が出る制限時間内に洗い切ることができず、もう一度お金を投入しないといけなくなるなんてことも。
それに比べ、洗車機の一番安いシャンプー洗浄だけなら300円で済んでしまいます。
時間が短縮できる
平日の混んでない時間帯であれば予備洗いから洗車終了まで10分程度で終わります。
疲れない
手洗いだと、シャンプー、すすぎ、拭き上げまですべて自分でやらないといけないので結構疲れます。
洗車機ならすすぎまでは自動ですし、洗車終了の直前にエアーで水滴を吹き飛ばしてくれるので拭き上げに労力がいりません。
-- デメリット --
仕上がりが粗い(細かい部分は洗えない)
洗車機だとどうしてもミラーやワイパーなどの凹凸がある部分はブラシが当たらないために、汚れが残ってしまう可能性があります。
水の力だけで流せるよう、予備洗いの時にスポンジである程度汚れを落としておかなければいけません。
頑固な汚れは落ちない
泥汚れや頑固な水垢、油膜などはなかなか落とせません。
時間が経過してこびりついてしまった汚れについては手洗いのほうが除去できる可能性は高いです。
傷がつく可能性がある
洗車機では高速で回転するブラシが車体に接触することで汚れを落とします。
そのブラシが予備洗いで取り除けなかった砂やほこりに当たることで車体に微細な傷が付くリスクが高まります。
特に色の濃い車は傷が目立ちやすいので注意が必要です。
洗車機の使用手順
- 洗剤とブラシ、スポンジを使って予備洗いをする
- コースを選択して料金を払う
- 音声ガイドに従って車を移動させる
洗車機を使って車を洗う大まかな流れはこんな感じだと思います。
洗剤とブラシを使って予備洗浄
スタンドのドライブスルー型洗車機の入り口には洗剤とブラシとスポンジが設置されてます。
泥汚れがこびりついてしまっている場合や、タイヤのホイールなどは洗車機の力だけでは落ちないこともあるのでブラシで事前にある程度、汚れを落としておきましょう。
洗車機のブラシが届きにくい細かい部分についても、ブラシで落としてからであれば洗車機の水流で汚れを落とすことができます。
注意点としては、炎天下で洗車機待ちの車が並んでいたりする時は洗剤が乾いてしまうとシミになることがあります。
真夏はできるだけ順番が回ってくる直前に予備洗浄をした方がいいと思います。
コースを選択して料金を払う
スタンドによって数や名前は変わってきますが、私が洗車機を使う上で一番わからなかったのがこのコース選択ですね。
コースがたくさんある上に詳しい説明書きがあるわけじゃないので、私みたいな車に詳しくない人にはどれを選んでいいかチンプンカンプンじゃないですかね?
そんなんだから初めて使った時は上から2番目の「ディーラーコート車水洗車」ってのを選んでしまいました。
後からわかったことなんですがこれは唯一「水しか出ないタイプ」のコースだったらしいです・・・
私のように、とにかく安くきれいになれば何でもいいよって方は「超撥水コート」あたりまででじゅうぶんだと思います。
音声ガイドに従って車を移動させる
奥の表示板の文字が【前進】から【停止】になるまで車をゆっくりと前進させます。
移動させる前には以下の点は必ず確認しておきましょう!
- ドアミラー、アンテナはたたんであるか?
- 車の窓が完全に閉まっているか?
ドアミラーに関してはセンサーが働いて洗車機が止まってくれることもあるかもしれませんけど、万が一にも車の窓が開いていたら車内は水浸しになっちゃいますからね・・・
洗車が始まって5分ほどで表示板の文字が【前進】に変わりました。
これで洗車自体は終了です。
撮影した私の足がはっきりと反射するほどピカピカになりました!
車体を確認してみましたけど、特に傷も見当たりませんでした。
車についた水滴を拭きとる
洗車が終わった後は車についた水滴を拭き取ります。
必ずしもやらないといけないことではないすけど、拭き上げをしないと次のようなデメリットがあります。
- 自然に乾ききるまでにほこりや汚れが付着しやすくなる
- 白っぽいポツポツが残ってしまう(水に含まれる塩素などの成分が原因?)
- 水滴がレンズになって塗装が傷んでしまう
水滴が残って車の塗装を傷めた状態を「ウォータースポット」と言います。
この状態になってしまうと業者に持っていってもなかなか元に戻すことができなくなってしまうので、拭き上げをする時間が無いようなときは洗車自体しないほうがいいかもしれません。
足もとの小石やゴミは掃除機で
車に乗ってると、足元に小石、草や木の枝、お菓子の包装の切れ端とかがどうしても落ちちゃいませんか?
特に小石は気づくとまたすぐ落ちてるし、完全にきれいにしようと思うと疲れるからいちいち拾ってられないですよね。
ほとんどのスタンドには、車の床用の掃除機と、マットクリーナーが置かれています。
わざわざ車内用の掃除機を買わなくてもこれを使えば簡単にあっという間に床やマットがきれいになるのでぜひ使いましょう。
マットクリーナーは無料、掃除機は5分100円くらいで利用できますよ。
ある程度吸いこんじゃった後で撮影したのでわかりにくいですけど、最初は小石だらけでした(笑)
この写真で見る限りはもうほとんど小石や草やゴミは見当たりません。
洗車機が使えない車もある
洗車可能なサイズを超えているのはもちろん洗車機に入らないので洗えませんし、大型のサイドバイザーが付いている場合も外れたり破損する可能性があるのでアウトです。
装飾品が付いている車とか、バンパーやリアが改造されていて特殊な形状になっているものも洗車できません。
あと基本的に外車はダメです。
- ドアミラーが格納できず破損する
- ナンバープレートの取り付けが弱い車は脱落する
- エンブレムやマスコットが剥がれる
- 給油口がロックされず洗車中に開いてしまう
といったリスクがあるためにトラブルに発展する可能性が大きいんですね。
洗車機によっては固定式のドアミラーでも洗えるように「外車用のボタン」がついているものもありますから、どうしても外車で洗車機を使いたい方はそういう設定のある洗車機を探すといいかもしれません。
まとめ
「細かいところまで徹底的にきれいにしたい」
「車が大好きだからわずかな傷が付くのもイヤだ」
という人は手洗いが向いていると思います。
それとは逆に、
「乗れればちょっとくらい傷が入っても構わない」
「もうぶつけてるからどうでもいいよ(笑)」
という人は洗車機で洗った方がメリットが大きいんじゃないでしょうか?
洗車の費用、労力、時間などのメリットやデメリットを考慮し、自分に合った洗車のやり方を選んでいきましょう!