滋賀県の"琵琶湖"、茨城県の"霞ヶ浦"、北海道の"サロマ湖"についで日本で4番目の大きさを誇っている湖で、福島県民定番の観光スポットの一つ「猪苗代湖」。
福島県のほぼ中央に位置するので、県内を移動する時には猪苗代湖を基準にして方角を決めると結構わかりやすいという、私たち福島県民にとっての北極星のような湖です。
猪苗代湖は広いので浜は1か所ではなくていくつかの場所に分かれてます。
その中でも夏には海水浴客で賑わったり、冬には白鳥の飛来地だったりでもっとも親しまれているのが、
- 志田浜(しだはま)
- 長浜(ながはま)
の2つの浜です。
志田浜と長浜の距離は、およそ12km、車でだいたい13分ぐらいです。
【目次】
春夏秋冬で楽しめる"志田浜"の風景
猪苗代湖は春夏秋冬、すべての季節で景色を楽しむことができる湖です。
春には浜辺の木に桜が咲き、夏は山の緑が鮮やかで、秋は色とりどりの紅葉が楽しめ、冬は白鳥の群れを目の前で見ることができるんです!
特に白鳥が飛来する冬の、雪をかぶった雄大な磐梯山の姿は"絶景"の一言に尽きます。
天気がいい日には湖面がキラキラと光ってメチャメチャきれいだし、夕焼けの時間帯はオレンジ色に照らされた水平線の美しさに時間がたつのを忘れてぼーっとしてしまうほどです…。
秋だけどとても日差しの強い日だったので、湖がキラキラと光っていました。
ちょっとこの写真からはわかりにくいですね(笑)。
この日の風はどちらかというと穏やかだったけど、秋冬は基本的には山からの吹きおろしの風が強くて寒いことが多いです!
できるだけあたたかい服装で行った方がいいかもしれません。
西の方角にそびえる山の斜面が太陽に照らされてこんなにはっきりと見えます。
今はまだ10月なので白鳥はいませんでしたけど、カモは見ることができました。
遠くに見える対岸の景色も、実際にこの場所に立つともっと壮大に見えて心が落ち着きますよ。
こちらのブロンズ像は小田原市の彫刻家、親松英治氏の作品「白鳥の湖」。
平成9年に昭和女子大学から寄贈されたもので、猪苗代湖のシンボルのような存在です。
浜辺から少し離れたところにはテーブルとイスが設置されています。
天気のいい日にはここでランチを食べるのもいいですね!
ボートや遊覧船を楽しみたいなら"長浜"
志田浜から国道49号線を西に移動しておよそ15分のところにあるのがもう一つのおすすめ観光スポット、長浜です。
陸路が未整備だった昭和初期までは、県内の輸送の拠点だったのがこの長浜。
足漕ぎのスワンボートは志田浜でも楽しめますけど、長浜ではその他にもいろいろな乗り物で遊ぶことができます!
長浜で乗れるもの一覧(2020年10月現在)
手漕ぎボート | 30分:500円 |
足漕ぎボート | 30分:1000円~1500円 |
遊覧モーターボート | 5000円~8000円(5人まで) |
遊覧船 | 大人:1000円、子供:500円 |
その他 |
ヨット、モーターボート、ジェットスキー、ウインドサーフィン ※遊泳区域以外に限る |
営業期間 | 7月17日~8月末日まで |
こちらは志田浜のスワンボートです。
"お子さんとお父さん"、"カップル" みたいに脚力に差があると曲がって進んじゃいますけど、わざとそうやって楽しむのもアリかもしれません!
冬の "長浜" では白鳥にエサをあげることもできる!
白鳥が飛来することでも有名な猪苗代湖。
冬にはたくさんの白鳥やカモが浜辺に来ているので、近くの売店で売っているパンの耳をあげて触れ合うとすごく癒されます…。
志田浜にはカモしかいないことが多いので、白鳥を見たいなら長浜に行った方がいいと思います!
浜辺にある売店で購入したパンの耳(100円)です!
コンビニで買っていったスナック菓子とかをあげても食べられなくて浜辺に散乱するので、パンをあげてくださいね!
見て下さい!パンの耳ならこんなに近くで触れ合うことができるんですよ!
でも近くまで寄ってきてくれるのはカモだけです…。
白鳥は基本的にこれより近づいてくることはないので、白鳥にパンの耳をあげたかったら近くにパンを投げて下さい!
常に強風が吹いているので風に流されてしまい、なかなか狙ったところには投げられないですけど(笑)
"志田浜"にあるのはこんなお店
志田浜には「レイクサイド磐光」という大型売店や、ソフトクリーム、クレープ、かき氷が食べられるお店「ミルクのおうち」があります。
ホームページを見る限りでは長浜には売店は無いみたいなので、お土産をお探しの方は志田浜で買いましょう!
レイクサイド磐光
レイクサイド磐光の"赤べこグッズ"や福島銘菓はお土産にピッタリですよ!
ちなみに赤べこというのは福島県会津地方の郷土玩具で、赤く塗られた牛のマスコット。
赤べこはキュートなビジュアルなので密かに人気があり、県外にはコレクターも少なからずいるみたいです!
店内には猪苗代・会津地方のお菓子や地元ならではの食べ物、民芸品、南ヶ丘牧場から直送のジャム、首都圏で人気のアイスクリームなどなど、お土産だけでなく自分で使いたくなってしまう商品が盛りだくさんです!
今回(2020年10月)に行った時には以前には無かった服のコーナーが出来てました…。
レイクサイド磐光 店舗情報
TEL | 0242-66-2711 |
営業時間 |
10:00~17:00 食堂ラストオーダー(15:30) |
定休日 | 火曜日、水曜日 |
レイクサイド磐光 URL | https://lakesidebanko.jp/ |
ミルクのおうち
志田浜に来たら必ずここのクレープかソフトクリームを食べてます。
この日は平日で駐車場に車の入りはそんなになかったけど、ご年配の方が何人もソフトクリームを買っていたのでやっぱり人気があるみたいでした!
こんなにたくさんの種類のソフトクリームが選べます!
3種類の味をミックスできる「みつごちゃん」をきれいに作るのはかなり大変そうな感じがしますね(笑)。
今回買ったのはクレープ。
うちのよめちゃんが美味しくいただきました!
アクセスと周辺情報
住所 | 福島県耶麻郡猪苗代町壺場 |
車でのアクセス |
① 浦和IC → (東北自動車道で約2時間10分) → 郡山JCT → (磐越自動車道で約20分) → 猪苗代湖 ② 仙台宮城IC → (東北自動車道で約1時間30分) → 郡山JCT → ( 〃 ) → 猪苗代湖 ③ 新潟中央IC → (磐越自動車道で約1時間30分) → 猪苗代湖 |
電車でのアクセス |
① 東京駅 → (東北新幹線で約1時間30分) → 郡山駅 → (JR磐越西線で約35分) → 猪苗代駅 ② 仙台駅 → (東北新幹線で約50分) → 〃 → ( 〃 ) → 猪苗代駅 ③ 新潟駅 → (JR信越本線) → 新津駅 → (JR磐越西線で約3時間) → 猪苗代駅 |
車で30分以内の範囲には「道の駅 猪苗代」「野口英世記念館」「ラーメン博物館」「世界のガラス館」など、猪苗代エリアにはまだまだ見どころがたくさんあるんです。
県外の方は観光に、県内の方もドライブのついでにちょっと寄って…なんて楽しみ方もいいと思いますよ!