①正式なジャンル名は『新世代サイバネティックRPG』
この絵は1998年にPlaystation用ソフトとして発売されたゼノギアスの主人公フェイと、フェイが搭乗するギア(戦闘用ロボット)のヴェルトールです!
ゼノギアスは、ファイナルファンタジーⅦ(FF7)と同じ時期に開発がすすめられたことから裏FF7と呼ばれたRPGゲーム。
ギアと呼ばれる人型ロボットを使った戦闘シーンが特徴で、新世代サイバネティックRPGというのが正式なジャンルらしいです。
このゲームは、日本で唯一のゲーム系週刊誌ファミ通による、平成に発売された最高のゲームのランキングでは10位。
続編を期待するゲームソフト50では5位を記録するほど高く評価されていました!
②過去に描いたクラウドの絵
嫁画伯はFF7はクリア済み。クラウド、ティファ、ユフィの絵を描くほどFF7が好きなんですが、ゼノギアスは名前も聞いたことがなかったそうです。
ということでこの絵には魂はまったく込められておらず、3時間くらいで描き終わってしまいました😅
うちの画伯は男性の写真を模写するのはそこそこできるけど、アニメキャラでしかも男っぽさを感じる男性を描くのは苦手。
この絵を描いてもらうために画伯に見せた画像が腕も首も太目な筋肉質体形だったので、自分流に細マッチョな感じにアレンジしたみたいです。
フェイのギアは濃紺の機体のヴェルトールなんですが、この絵では白…。
ゲームのヒロインであるエリィが搭乗するヴィエルジェに近い雰囲気になっています💦
画伯本人が言うように、情熱ゼロの作品なので塗り方もかなり雑になっています。
その塗り方が、戦火の熱気で空気が揺らめいているようにプラスにとらえられなくもないけどさすがにフェイの髪の生え際の塗り方は雑かな?って気がします😅
③ゼノギアス(Xenogears)の概要とCM動画
1998年にPlaystation用ソフトとしてスクウェアから発売された2枚組RPG。
人vs人の戦闘だけでなく、ギアと呼ばれる人型ロボットを用いたギアvsギアの戦闘があることが特徴で、物語が進むにつれてギアに搭乗するシーンが増えていく。
スクウェアのゲームとして、声優によるキャラクターボイスとボーカル入りのエンディングテーマが初めて使われたゲーム。
学問、哲学、宗教が関連し、多数の伏線が存在する少し難解で壮大なストーリーであるにもかかわらず製作期間が短かったため、Disc2ではプレイヤーが操作できる部分はやや少なく、サウンドノベルのように読むだけのシーンが多くなっている。
当初は100万本以上の売り上げがあれば続編を出す計画があったが、結果は90万弱(1998年の通常版国内売り上げ)だったことで続編は開発されなかった。
ゼノギアスの製作期間が短くなった理由には、2001年に公開された映画ファイナルファンタジーに製作資金がつぎ込まれたことが影響しているとも言われている。
しかし、ゼノギアスを犠牲にして制作に力を入れた映画ファイナルファンタジーは、日本より先に公開されたアメリカでは公開された次の月に千と千尋の神隠しが公開されたことも災いし、公開から数日~数週間で打ち切られるほどの失敗となった。
さらに遅れて公開された日本でもすでに失敗作の噂が広まっていたこともあってか、興行収入は伸びず上映は早期に打ち切られた。
④ストーリー紹介(本格的にゲームが始まる前まで)
ゲームのストーリーはこんな感じです。本格的にゲームが始まる前までのストーリーだけでもかなりボリュームがあるので4つのパートに分けました💧
①超大型宇宙船エルドリッジの墜落(1万年前)
全長100km、横幅42kmの超大型宇宙船エルドリッジは民間人を含み約120万人を乗せ、宇宙を航行していた。
しかし突如としてエルドリッジに凍結状態で収容されていた謎の物体が起動。
メインコンピュータはハッキングされ、エルドリッジはどこか別の場所へ強制的にワープされようとしていた。
艦長は乗員に避難を指示しエルドリッジを放棄することを決断するも、謎の物体にハッキングされたことにより艦外への脱出もできなくなる。
もうどうすることもできないと覚悟を決めた艦長は操縦室を自ら爆破。
エルドリッジは航行不能になり、近くの惑星に不時着する。
そして残骸から現れた謎の女性。壮大な物語はここから始まった…。
②記憶を失ったラハン村の青年、フェイ(エルドリッジ墜落から9999年後)
それから9999年後。
北半球に位置し世界最大の面積を持つイグニス大陸では、北のキスレブと南のアヴェが何百年も戦争を続けていた。
しかし、あることをきっかけにこの戦争の戦い方に大きな変化が起こる。
文化や歴史、信仰に深く関わってきた教会と呼ばれる組織が古代の人型兵器であるギアを地中から発掘し、修繕に成功したのだ。
キスレブ、アヴェの両国はギアの発掘に力を注ぎ、見つけ出したギアの修繕を協会に依頼することで自国の兵器として使用した。
これにより戦争は武器を使った人間によるものではなく、ギア対ギアが戦局を大きく左右するようになる。
北に位置するキスレブは発掘されるギアが多く戦争はキスレブ優位となるが、突如現れた軍事組織ゲブラーが南のアヴェに加担することでアヴェは戦況を盛り返し、キスレブまで進攻する。
舞台はキスレブとの国境付近にあるアヴェの小さな村、ラハン。
そこには3年前に大けがを負いながらも謎の仮面の男に運び込まれた、記憶喪失の青年フェイが平和に暮らしていた。
しかし、友人ティモシーとアルルの結婚式の前日の夜、悲劇が起こる。
③フェイの覚醒と暴走
突然ラハンに不時着してきたギアとそれを追うように現れたギアの集団により、あっという間にラハンは戦火に包まれた。
逃げ惑う村人のために何とかしなければと焦ったフェイのが見つけたギアには不敵に笑う子供が乗っているが、顔はよく見えない。
次の瞬間子供は消えており我に返ったフェイは、村人が先生と呼び慕っている医者シタンの静止を振り切ってギアに乗り込む。
ギアに備えられた簡易操縦機能のおかげもありフェイはなんとか敵を倒すことに成功するが、さらに新たなギアが数体現われ友人ティモシーが打ち殺される。
その瞬間フェイは意識を失い、何かが覚醒し、ギアは暴走。アルルを含めた村人が一瞬で塵となった。
フェイが目を覚ますと、いつものラハン村には悲惨な光景が広がっていたがフェイは何も思い出せない。
④謎の少女、エリィとの出会い
シタンから、襲ってきたのはキスレブの部隊であること、追手のギアが現れて村人を巻き込む可能性があることを告げられたフェイはラハンを離れることを決意する。
アヴェの中心部へ向かうフェイは一人の女性に出会う。
任務中に接触した地上人は誰であれ抹殺せよとの命令を受けているというこの女性。だがフェイに向けられている銃は震えている。
自暴自棄になっているフェイはむしろ自分を打つように懇願するが、女性が打った銃の弾はまったく当たらない。
すると、女性の背後に突然人型のモンスターのようなものが現れ、女性を殴って失神させた。
「やめろ!エリィに手を出すな!!」
女性の名を叫びながらモンスターを倒したフェイだが、出会ったばかりで女性の名前を知っているはずはない。
意識が戻った女性の話によると、女性の名前はエレハイム、親からはエリィと呼ばれていることが分かった。
だが、ラハン村を壊滅させる原因となったギアに乗ってきたのは自分であったことまではエリィは打ち明けることができなかった…。