Derek Theler(デレク・テラー)ってどんな人?
【1986年生まれ - 3歳で発症】
アメリカの映画やテレビで活躍する俳優でもあり、モデルでもあるデレク・テラー。2007年に21歳で役者としての活動を始めた彼は、デビュー直後はアメリカで色々なCMに出演していました。
3歳の時に1型糖尿病を発症しているデレク・テラーは、長時間の撮影に影響が出る可能性があること、場合によってはこなせない役があることをプロデューサーやディレクターに打ち明けることが昔は憂鬱だったそうです。
- Coke Zero(コカコーラ・ゼロ)
- Nike(ナイキ)
- Verizon(ベライゾン):アメリカの電気通信事業者
- Arby's(アービーズ):アメリカのファストフードチェーン
↓Youtube【Coca-Cola Zero NANODISK】
遺伝的な要素もあるかもしれませんが、まだ体がまったく成長していない3歳という幼い時に1型糖尿病になっても、トレーニング次第でこんなにムキムキになることができるんですね💦
オーディション中に極度の低血糖で演技ができなくなったことも
↓Youtube【Derek Theler’s Struggle with Diabetes】
彼はテレビドラマ「Baby Daddy」のオーディションを受けた時、いつも通り血糖コントロールはしていたけど彼の前のオーディションが予想以上に長引いてしまったそう。
そしてさらに、オーディション会場に急いでいたために昼食をとっていなかったことなどが重なり、オーディション中に極度の低血糖状態になるという最悪の状況に。彼は当時の状況を次のように振り返っています。
しかしその後お母さんの勧めもあり、電話でキャスティングディレクターに全てを話したデレク・テラー。熱意が伝わったのか、糖尿病のことを理解した上で再度オーディションを受けさせてもらえることになり、無事にBaby Daddyへの出演を手にすることができました。
彼は今ではすぐに監督のところに行き、
と告げているそうです。
ただ、2015年の映画シャークキラーのように海で丸5日間撮影した時はかなり大変だったと言います。消耗品や測定器、ブドウ糖、ジュースなどが入ったバッグを多めに持っていかないといけない。
そしてなんと、このシャークキラーの撮影中には水でインスリンポンプが故障するというトラブルが発生。
幸運にもバッテリーの不具合だったので予備を持ってきてもらうことでなんとか対応できたけど、ペンタイプの注射で血糖コントロールをした経験があまり無かったデレク・テラーは、予備が届くまでの1日半とても恐ろしい思いをしたようです。
低血糖でセリフを思い出せず、ぼんやりしてしまうという苦労もやはり完全にはなくならないといいながらも、役者業に邁進しているデレク・テラー。
現在は、自分と同じように苦労する人が現れないよう1型糖尿病患者がよりしっかりと血糖値を管理できるような新技術を広め、1型糖尿病への理解を広めるために自分の名声を利用していくことを目標にしているそうです。