【目次】
●嫁ちゃんより先に死んでしまった時のために
余命宣告される、または自分で命を絶つなどでない限りはある日突然死んでしまう可能性は誰にでもありますよね。
私たち夫婦は、住んでいるマンションのことや支払い関係は全部私が管理しています。
それに、このブログを書くために個人的に契約していることなんかは嫁ちゃんはほとんど把握してません💧
もし急に私が死んでしまったらうちの嫁ちゃんは、何の手続きをしなくちゃいけないのかとか、書類はどこにあるのかとかが全く分からずにオロオロするに違いありません…。
今回は、配偶者が亡くなる前に夫婦で共有しておいた方がいい情報について、私たち夫婦を例にしてざっくりとまとめてみました!
①私の死後、嫁ちゃんが必ずやること
12. 公共料金の契約者変更
1. 死亡届の提出
まず真っ先に嫁ちゃんがやらないといけないのが死亡届の提出。
正当な理由がないのに7日の期限を過ぎてしまうと、届出期間経過通知書(失期届)を提出しないといけなくなったり、戸籍法により5万円以下の罰金が科せられたりするらしいので注意しないといけません💦
2. 死亡保険金の受取
私の場合は、死亡保険と医療保険はそれぞれ別の保険会社で契約しています。
保険会社の名前と連絡先、保険証券の保管場所くらいは教えておいてあげないと、いざという時に嫁ちゃんが混乱してしまうでしょうね😫
3. 住宅ローン完済(団信)の手続き
私はローンを組んだ時に団信(団体信用生命保険)に加入しているので、もしローンが残っている状態で死んだとしても、残された嫁ちゃんは残金を支払う必要はありません。
私がローンを組んでいる銀行の団信は契約書ではなく申込書の控えが証明書代わりになっているので、嫁ちゃんがスムーズに対処できるように一度現物を見せた上で保管場所を伝えておこうと思います!
4. 遺族年金の申請
・嫁ちゃんが40~65歳の時であれば中高齢寡婦加算を受けられる可能性も
・寡婦年金と死亡一時金のどちらかを受給できる可能性あり
夫の死亡後に妻が受け取れる可能性のある年金や給付金には、遺族基礎年金、遺族厚生年金、寡婦年金、死亡一時金などがあります。
子供がいないと受給できない遺族基礎年金はうちの嫁ちゃんは受給条件を満たすことはできないので対象外💧
子供がいなくても受給できる他の年金、給付金で条件を満たしたものの中から嫁ちゃんはどれか一つを選んで申請する形になります。
一人一年金の原則があるので、受給資格を満たしていても同時に受取れるのは遺族基礎年金と遺族厚生年金の場合だけみたいです。
年金の種類 | 私が死亡時の加入年金 | (子供に関する)受給条件 |
遺族基礎年金 | 国民年金 |
18歳未満の子がいる (障害等級1級または2級の子の場合は20歳未満) |
遺族厚生年金 | 厚生年金 |
子供がいなくても受給できる (妻が40~65の間に亡くなった場合は中高齢寡婦加算がある) |
寡婦年金 | 国民年金 |
子供がいなくても受給できる (妻が60~65歳まで受給可能) |
死亡一時金 | 国民年金 |
子供がいなくても受給できる (金額は12万円~32万円で受給は1度だけ) |
5. 国民健康保険・国民年金
3. 国民年金の免除申請をする
私の国民健康保険を14日以内に返還
(A)会社の社会保険に加入していた時に私が死んだ場合
私が死んだあとに嫁ちゃんは色々な手続きをする必要がありますが、特に国民年金の免除申請は忘れてしまうと「未納」になってしまうので注意が必要です…。
免除も未納も納めていないことに変わりはないけど、未納になってしまうと障害基礎年金や老齢基礎年金の受給資格期間には入りません。
万が一病気や事故で重い障害を負った時に障害年金が受給できない…なんてことになるので絶対に忘れないようにしてもらわないといけないですね💦
(B)国民健康保険に加入していた時に私が死んだ場合
私の保険証を返還する以外は、(私たち夫婦に関しては)嫁ちゃんは特に何もやらなくていいみたいでした。
夫婦2人暮らしなので死亡届を出した後は、国民健康保険の世帯主も自動的に変更されるらしいです!
6. スマホの解約
私が使っているスマホは契約していても月々の使用量がムダなのでなるべく早く解約してもらわないといけません。
「○○(携帯電話会社名)␣契約者␣死亡」で検索すると詳しい情報が出てくるので、嫁ちゃんはまずはホームページで確認。
パソコンで申請用紙をダウンロードしたり、戸籍謄本が必要だったりと、色々と揃えないといけないものがあるんですね💦
7. 医療保険の解約
ケガや入院した時の為に加入している医療保険は私が死んでしまったら必要なくなります。
解約しない限り毎月の掛け金が引き落とされ続ける…なんてことになったらもったいないので、嫁ちゃんにはできるだけ早く解約してもらわないとダメですね。
どの保険会社で契約していてどこに保険証券があるかは、事前に嫁ちゃんが確認しやすいようエクセルに記入しておこうと思ってます!
8. クレジットカードの停止
1. 私のクレジットカードで支払いをしているそれぞれの会社(ガス、電気、携帯など)に連絡し、
2. 嫁ちゃんはクレジットカードがないので口座振替や払込票などに支払い方法を変更する
3. 全ての引き落としが終わってから私のクレジットカードを停止する
クレジットカードは相続や名義変更ができません。
使われなくなったクレジットカードを長期間放置していると不正利用されたり、年会費が引き落とされてしまったりするので、嫁ちゃんにはできるだけ早く停止の手続きをとってもらわないといけません…。
どのクレジットカードが何の支払いに使われているかは事前に伝えておかないといけないですね。
9. マンションの名義変更(相続登記)
1. 私が書いた遺言書を準備する
2. 法務局に問い合わせをして相続登記に必要な書類を用意する
3. マンションの名義を嫁ちゃんに変更する
私たちが住んでいるマンションは結婚前に購入したものなので私個人の名義になっています。
子供がいない夫婦の一方が亡くなった時は、①亡くなった本人の親 ②親がいない時は祖父母 ③祖父母も兄弟姉妹 の順で法定相続人としての権利が発生するみたいです。
なので、もし私が死んだ場合に私の親や兄弟が健在であれば、財産であるマンションも自動的に嫁ちゃんの名義にできるわけではありません…。
遺言書を残していないと、不動産を相続する権利を持つ人全員の同意と署名捺印が必要になってくるんですね💧
こじれることは無いとは思いますけど、手続きが面倒だと嫁ちゃんにとって相当な負担になることが予想できるので、嫁ちゃんが単独で名義変更ができるように前もって遺言書を書いておこうかなと思います。
10. 引き落としに使っている銀行口座の変更
1. 口座からの引き落としを全て嫁ちゃんの口座に変更
2. 私の口座が凍結されていなければ生活費として(20万円くらいずつ)ちょこちょこ引き出す
3. 私の口座が凍結されている場合は遺言書により貯金を相続する
銀行口座は死亡届を出した時点では凍結されないらしいですけど、もし凍結されてしまうと相続が確定するまでその口座からの引き落としは一切できなくなるそうです。
そうなる前に嫁ちゃんには、まず私個人の口座の貯金や、マンションの管理費・修繕積立費の引き落とし用の口座など、私の名義になっている口座から引き落とされているものは、全部嫁ちゃんの口座からの支払いに変更してもらわないといけません。
凍結される前ならキャッシュカードさえあれば私の口座からお金を引き落とすことは可能だけど、いっぺんに多額の貯金を引き落とすと詐欺などの被害を疑われて調査される可能性も…。
私の親兄弟とはお金のことで揉めることはまず無いので、20万円程度の生活費としてのお金を少しずつ下ろして貯金がゼロになったらそのまま放置するのが嫁ちゃんにとっては一番楽かもしれません💦
もし、口座が凍結されたり法的に問題になった時のことを考えて、遺言書に口座の相続についてのことも一応書いておこうとは思います😅
11. 車の名義変更
(死亡から15日以内に) 管轄の運輸支局に必要書類を揃えて申請する
車の名義をそのままにしておくと売却ができないなどの不都合が出てくるので、乗らなくなったらいつでも売却できるように嫁ちゃんは自分名義に変更しておく必要があります。
「道路運送車両法」という法律では15日以内に手続きを行わなければならないと定められているので、罰金などを取られないためにはちょっと忙しいかもしれませんが早めに済ませてもらわないといけませんね💧
12. 公共料金の契約者変更
・ガス、電気会社に連絡して契約者名と引き落とし口座を変更する
・水道料金の契約者名の変更はマンションの管理会社に問い合わせ
私のクレジットカード(銀行口座)から引き落とされている場合、口座が凍結されてしまうと支払いができなくなってしまいます。
嫁ちゃんがまずやらないといけないことは、契約している公共料金の会社に電話を入れて確認です!
②事前に嫁ちゃんが把握しておいたほうがいいこと
6. パソコン本体や登録サイトのログインID・パスワード
1. マンションの登記識別情報(権利書)の保管場所
今の時代は昔と違って、登記済権利証の代わりに登記識別情報(=権利書)が発行されているらしいです。
この登記識別情報はパスワードのような12桁の英数字で構成されています。
もし嫁ちゃんが今のマンションを売ったりする場合に必要な書類なので、どこに保管されているかは教えておいてあげないといけません🙄
2. 銀行口座(夫婦共有・個人)の情報
私が死んだ後、法的には私の名義になっている口座から嫁ちゃんが勝手にお金を引き出すことはできないことになっています。
でも、夫婦共有の貯金だけど結婚前に作った通帳で私が管理しているという理由で名義が私になっている口座もあるんですよね…。
いきなり貯金が引き出せなくなると嫁ちゃんは生活できなくなる可能性があるので一応すぐに貯金をおろせるように、私の名義になっている銀行口座の暗証番号、通帳の届出印は教えておいてあげないといけませんね💧
3. 火災保険(地震保険)証書の保管場所
火災保険とセットで加入している地震保険。
東日本大震災の時には私たちは今のマンションに住んではいませんでしたが、2021年2月に発生した福島県沖地震では専有部分も共有部分もボロボロになるくらいの被害を受けてしまいました💦
地震のリスクは今後も高そうなので、どこに証書があってどういう契約内容になっているかは嫁ちゃんも知っておいてもらった方が安心ですね。
4. 固定資産税
固定資産税は、現在は私が年に4回に分けてそれぞれの納付期限までにコンビニで納付しています。
私がいなくなって嫁ちゃんが自分で固定資産税を納めないといけなくなった時に、固定資産税の存在を忘れてお金を使い過ぎて、あとから焦ることがないようにしっかりと把握しておいてもらおうと思います!
5. 公共料金の支払いに使われているクレジットカードと口座
ガスや電気料金の支払いは、私のクレジットカードからの引き落としになっています。
どのクレジットカードが、どの銀行口座から、どんなタイミングで引き落とされているのか事前に把握しておけば、私が死んだ後も嫁ちゃんは契約者情報の変更がスムーズにできるかもしれません😄
6. パソコン本体や登録サイトのログインID・パスワード
今はデジタル社会なので、家族の誰かが亡くなった時にパスワードという壁に阻まれて故人のスマホやパソコンの重要な情報を確認できないといった事態が増えているそうです。
ロックを解除する専門業者もいるらしいですが、実際に依頼をすれば20~30万円の費用が掛かるだけでなく、成功率も100%じゃないらしいです💧
例えばレンタルサーバーや独自ドメインなど、私が死んだ後に解約しようにも、IDやパスワードなどがわからなければ嫁ちゃんも途方に暮れてしまうに違いありません…。
私が使っているパソコン本体だけでなく各種ウェブサイトのアカウント情報は、できるだけ嫁ちゃんもひと目で把握できるようにリストにしておいてあげようと思います!
③必要なら嫁ちゃんがやらなければならないこと
4. ドメインの解約
1. 任意保険の契約者変更、または車の売却と任意保険の解約
嫁ちゃんが車を使い続けるのであれば任意保険の契約者変更、乗らないのであれば任意保険の解約と車の売却を嫁ちゃんはしなければなりません。
乗らない車の任意保険に加入したままにしてお金を払っていたらもったいですからね😂
任意保険は契約者変更にしても解約するにしてもとりあえず保険会社に連絡することになるので、任意保険の契約書の保管場所はエクセルのリストに入れておいてあげようと思います!
2. Wi-Fiの解約
・解約する
・月々の使用量が引き落とされている口座の変更
もともとは私がブログを書くためだけに契約しているWi-Fiだし、嫁ちゃんが一人になった時に毎月5000円の出費はムダだと思うので、できれば解約してほしいです😅
契約しているWi-Fiのホームページには契約者死亡時の手続きについてちゃんと記載があったので、それを見れば嫁ちゃんも比較的簡単に解約できるかもしれません。
3. レンタルサーバーの解約
このブログのために契約しているレンタルサーバーは毎月1000円ちょっとの料金が自動更新で引き落とされています。
レンタルサーバーを解約しない限りはずっと更新料を支払い続けることになるけど、解約してしまうとブログは消滅してしまう…。
懐かしさに浸りたいからブログを残すのか、それともブログを完全に無くすのかを嫁ちゃんは選択する必要があります😏
解約したくなった時に嫁ちゃんがストレスなく解約できるように、IDやパスワードなどのアカウント情報はエクセルで作ったリストに入れておいてあげようと思います!
4. ドメインの解約
レンタルサーバーを契約した時に無料サービスで取得したドメインは、取得費用も更新費用も0円でした。
でもこのドメインが無料になるのは、あくまでもレンタルサーバー契約の間だけ。
私の死後、嫁ちゃんがレンタルサーバーだけを解約してドメインを解約しないでいると、年に1回のドメイン更新費用が新たに発生してしまうことになります…。
なので、レンタルサーバーとドメインの解約は必ずセットだよってことを嫁ちゃんには理解しておいてもらわないといけません💦