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アルバム情報

  • 発売年:1997年
  • 収録アルバム:Attack of the Grey Lantern(アタック・オブ・ザ・グレイ・ランターン)
  • アルバム最高位:全英1位

マンサン "ワイド・オープン・スペース"

マンサンは、オアシス以来の素晴らしいアルバムと言われるほど高い評価を受けた1997年のデビューアルバム、「Attack of the Grey Lantern(アタック・オブ・ザ・グレイ・ランターン)」でいきなりブレイクしたイギリスのバンドです。

本国イギリスではかなりの人気を誇ったマンサンも純粋なスタジオアルバムとしては3枚しか発表せずに実質的な活動を終えてしまったために、日本ではあまりマンサンを推す人は見かけないような気がします。

グラムロックの影響を感じさせるような耽美的な楽曲で、当時のブリットポップブームの中で埋もれることなく輝きを放っていたマンサン。

その曲の中でも、デビューアルバムにして全英1位を獲得した「アタック・オブ・ザ・グレイ・ランターン」に収録されている "ワイド・オープン・スペース" は私にとって思い入れの深い曲。

シングルとしても全英15位のヒットを記録している、都会的でダークな世界観が魅力的な曲です。

Attack of the Grey Lantern(アタック・オブ・ザ・グレイ・ランターン) / MANSUN(マンサン)
created by Rinker

1. The Chad Who Loved Me
2. Mansun's Only Love Song
3. Taxloss
4. You Who Do You Hate
5. Wide Open Space
6. Stripper Vicar
7. Disgusting
8. She Makes My Nose Bleed
9. Naked Twister
10. Egg Shaped Fred (Album Version)
11. Dark Mavis
12. An Open Letter To The Lyrical Trainspotter

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初めて聴いた曲 "Egg Shaped Fred"

初めて聴いたマンサンの曲は1996年に発売されたシングル、One EPに収録されている "Egg Shaped Fred(エッグ・シェイプド・フレッド)" でした。

ちょっと粗削りなサウンドにひねくれたポップセンスが同居したようなこの曲は、当時ブリットポップにズブズブにハマっていた私のストライクゾーンど真ん中。

そして発売されたデビューアルバム「アタック・オブ・ザ・グレイ・ランターン」は母国イギリスでも、オアシス以来の最高なアルバム!というような評価を受けて当然のように全英1位を獲得。

もちろん私もこのアルバムを買ったんですが、これがまたクオリティの高い曲が目白押しで私にとっては数年に1枚出会えるかどうかってくらいツボにハマるものでした。

マンサンの魅力

全体を通したアルバムの雰囲気としては、グラムロックの煌びやかな雰囲気に、プログレ風の難解さを持ちあわせたギターサウンド。

中には6曲目の "Stripper Vicar(ストリッパー・ヴィカー)" のようにフックが効きまくったポップな曲もあるので、ボーカルのポール・ドレイパーのメロディメーカーとしての才能を感じます。

マンサンの魅力の核はポール・ドレイパーの書くメロディの良さと、少し退廃的にも感じられる文学的な歌詞、そして中性的な歌声。

「Attack of the Grey Lantern」に収録されている曲で言えば特におすすめなのは、

めちゃめちゃポップでテンポが良くてアルバム中1番キャッチーな "Stripper Vicar" 。

イントロで歌われるナナナコーラスがちょっとふざけたかんじもするけどそこから入るAメロ、Bメロの曲調のカッコよさにギャップ萌えする "Egg Shaped Fred" 。

ビートルズの "Taxman" に対するオマージュ曲であり、曲の構成が一辺倒ではなくてポール・ドレイパーの作曲とボーカルの器用さがうかがえる変化球的ポップロック "Taxloss" 。

ブリットポップ期の洋楽が好きならまずハマること間違いなしなんじゃないかなと思います。

緊迫感のあるイントロ

「ワイド・オープン・スペース」は基本的に最初から最後まで同じようなメロディで演奏される曲です。

歌詞も最初から最後までそれほど変化があるわけではないので、歌詞カードだけ見たらどこがサビの盛り上がりどころなのかわからないかもしれません。

とは言ってもこの曲、決してただ単調なわけではなくて徐々に演奏に厚みが加えられていくので、じわりじわりといつの間にかダークな曲の雰囲気に引き込まれているという不思議な魅力を持ってます。

イントロのギターのリフは、マンハッタン・トランスファーの "トワイライト・ゾーン" のイントロを聴いた時みたいに不安をあおる感じだけど、その緊迫感もまたいい。

曲全体にも不協和音のような雰囲気が漂っているので、デヴィッド・ボウイの "アラジン・セイン" にもちょっと近いものを感じます。

"アラジン・セイン" の間奏部分のピアノソロは、狂気的ともいえるほどの不協和音の連続にもかかわらずこれでもかというくらいに美しいので、最初聴いた時は頭が追い付きませんでしたけど…。

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