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アルバム情報

  • 発売年:1995年
  • 収録アルバム:Mellon Collie and the Infinite Sadness(メロンコリーそして終わりのない悲しみ)
  • アルバム最高位:全英7位、全米36位

グランジブームの真っただ中にデビュー

ニルヴァーナの「ネヴァーマインド」が発売されて周囲はグランジブームの真っただ中。

そんな時代にデビューアルバムを発表したオルタナティブロックバンドのザ・スマッシング・パンプキンズ(スマパン)。

1stアルバムがインディーズシーンでしか受け入れられず、重圧に押しつぶされそうな中で製作された、バンドの命運をかけた2ndアルバム「サイアミーズ・ドリーム」が大ヒット。

今回の曲、"tonight,tonight" はその勢いのまま発売され、スマパンの地位を不動のものにした2枚組の大作3rdアルバム「Mellon Collie and the Infinite Sadness(メロンコリーそして終わりのない悲しみ)」に収録されている、ストリングスが美しいバラードです。

Mellon Collie And The Infinitesadness(メロンコリーそして終わりのない悲しみ)/The Smashing Pumpkins
created by Rinker

Disc 1.Dawn to Dusk

  1. メロン・コリー・アンド・ジ・インフィニット・サッドネス - Mellon Collie and the Infinite Sadness
  2. トゥナイト・トゥナイト - Tonight, Tonight
  3. ジェリーベリー - Jellybelly
  4. ゼロ - Zero
  5. ヒア・イズ・ノー・ホワイ - Here Is No Why
  6. バレット・ウィズ・バタフライ・ウィングス - Bullet with Butterfly Wings
  7. トゥ・フォーギヴ - To Forgive
  8. ファック・ユー(アン・オード・トゥ・ノー・ワン) - Fuck You (An Ode to No One)
  9. ラヴ - Love
  10. キューピッド・ドゥ・ロック - Cupid de Locke
  11. ガラパゴス - Galapogos
  12. マズル - Muzzle
  13. ポルセリーナ・オブ・ザ・ヴァスト・オーシャンズ - Porcelina of the Vast Oceans
  14. テイク・ミー・ダウン - Take Me Down

Disc 2.Twilight to Starlight

  1. ホエア・ボーイズ・フィアー・トゥ・トレッド - Where Boys Fear to Tread
  2. ボディーズ - Bodies
  3. サーティー・スリー - Thirty-Three
  4. イン・ジ・アームズ・オブ・スリープ - In the Arms of Sleep
  5. 1979
  6. テイルズ・オブ・ア・スコーチト・アース - Tales of a Scorched Earth
  7. スルー・ジ・アイズ・オブ・ルビー - Thru the Eyes of Ruby
  8. スタンブレイン - Stumbleine
  9. X.Y.U
  10. ウィー・オンリー・カム・アウト・アット・ナイト - We Only Come Out at Night
  11. ビューティフル - Beautiful
  12. リリー(マイ・ワン・アンド・オンリー) - Lily (My One and Only)
  13. バイ・スターライト - By Starlight
  14. フェアウェル・アンド・グッドナイト - Farewell and Goodnight

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病院のベッドの上で毎日聴いていた "トゥナイト,トゥナイト"

この曲を最初に知ったのは、今から25年くらい前にやってたダウンタウンの音楽番組『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』。

番組の中の洋楽ランキングでこの曲が一瞬だけかかり、私のアンテナに引っかかったことが "トゥナイト,トゥナイト" にハマったきっかけでした。

フルで聴いてみたいと思ったけど近所のレンタルCDショップにはまだ置いてないし、当時まだ高校生の私には "トゥナイト,トゥナイト" の1曲を聴きたいがために2枚組のアルバムを買うのはかなり度胸がいりました…。

でも、高校生だった私が毎週欠かさず見ていた洋楽番組『ビルボードTOP40』。

そこでは『Mellon Collie and the Infinite Sadness(メロンコリーそして終わりのない悲しみ)』に収録されている別のシングル "1979" が何週も続けてランクインしてました。

2枚組のアルバムだし、世界的に売れているみたいだし、"トゥナイト・トゥナイト" も1曲まるまる聴いてみたいし…

ということでなけなしのお金でアルバムを購入。

2枚組なのに "トゥナイト,トゥナイト" だけひたすらリピートするくらいハマってしまい、そのころ入院していた病院のベッドの上でもこの曲を聴いていたこと以外の記憶がほとんどないくらいです…。

クセのあるボーカル

スマパン=オルタナティブロックみたいな知識だけは持ってたけど、オルタナティブロックがどういうものかはよく知らなかった私。

"トゥナイト,トゥナイト" は美しくメロディアスな曲だったけど、アルバムに収録されている他の曲が世間一般に広く受け入れられるような "売れ線" なものではなかったのは当然かもしれません。

そういうこともあって、当時はせっかく2枚組のアルバムをなけなしのお金をはたいて買ったのに聴いていたのは "トゥナイト・トゥナイト" だけ。

改めてアルバム全体を通して聴くと良い曲はたくさんあったのに…もったいないことをしてました。

スマパンのボーカル、ビリー・コーガンの声は好みがわかれるところだと思う。

クイーンとかボン・ジョヴィとかエアロスミスみたいな、たぶんですけど誰が聴いてもカッコいい声とか渋い声とかって感じではないので…。

初めて聴いた人は、ガラガラ声とか、だみ声とか、鼻声という印象を持つんじゃないでしょうか。

この特徴的な声が受け入れられない人にはこの曲の名曲感も残念ながら伝わらないかもしれないです。

でも逆にビリーのクセの強い声を、個性的、味があるって感じられるかどうかがスマパンが好きになるかどうかの境目だと思います。

重厚なストリングスと印象的なギターリフ

この曲は、アルバムの他のオルタナティブな曲とは違い、歌詞もメロディも聴く人を選ばず、キャッチーでとても胸に響く曲です。

優美で重厚なストリングスが感動的なイントロ。

サビまでは幻想的にも感じる、印象的なギターのリフだけで語り掛けるように歌うビリー。

そしてサビではギターとベースが高らかに鳴り響き、高速ドラムが打ち鳴らされる。

そのメロディだけとってもじゅうぶん名曲に値するくらいなんですが、この曲は歌詞も素晴らしい。

人生に迷い悩んでいる誰かに向けて投げかけられる、

「俺を信じてくれ」

「今夜はこんなにも輝いているじゃないか」

という言葉で力強く寄り添うような…そんな内容です。

特にラストの大サビでの、ドラマーのジミー・チェンバレンの高速ドラミングと、深い歌詞をビリーのボーカルでたたみかけるところは、何回聴いてもハイライト過ぎるくらいこの曲のハイライトです。

次作は商業的には伸びず

このアルバムの直後にドラムのジミーは薬物の使用によりバンドを解雇。

次のアルバム「Adore(アドア)」は打ち込み主体のアルバムになってしまいます。

その結果、曲調は無機質なエレクトロニカな雰囲気が大半をしめてしまい、「アドア」は商業的に伸びず、今までのファンからも距離を置かれてしまうことに…。

しかし、一部の評論家からは高い評価を受けたアルバムでもあります。

特にシングルの "Ava Adore(アヴァ・アドア)" は「殺人鬼」や「娼婦」などの少しダークな歌詞が出てくる暗めの曲だけど、メロディの良さと曲の世界観はなかなかのクオリティ。

個人的に "Ava Adore" の最後のサビ前のジェイムス・イハの短いギターソロはこの曲の聴きどころだと思ってます。

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