今から4年くらい前に、うちの嫁ちゃんが気まぐれで買った洋楽EDMのコンピレーションDVD。

30~40曲もある収録曲の中で、私が唯一ハマったのがテイラー・スウィフトの「Style」でした。

この曲は2016年に活動を休止したワン・ダイレクションのメンバー、ハリー・スタイルズ(Harry Styles)との恋愛について歌った曲としてファンの間で有名な曲ですね。

 

厚みのあるシンセサイザー、エコーのかかったテイラーのボーカル、ゆったりとしたディスコ風のリズムは陶酔感があって、何度も何度もリピートして聴き続けてしまうくらい中毒性のある曲。

2015年に5thアルバム「1989」からの3枚目のシングルとしてリリースされ、アメリカで6位、UKで21位を記録したセンチメンタルな雰囲気のEDMポップバラードです。

 

↓Youtube【Taylor Swift - Style】

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ユニバーサル

 

ネオンがきらめく都会の夜空を漂っているかのような浮遊感が、聴いていてすごく心地いい。

まるで別れを目前にしたテイラーのドキドキを表現した『心臓の鼓動』のようなキーボードの音色も、ずっと聴き続けているとサブリミナル効果みたいに耳に残って離れない。

サビでもキーが高くなるわけでもなくどちらかと言えば低めのテンション。別れの曲なんだけど声を張り上げて感情的に歌うこともありません。

かなりスローテンポで抑揚もそんなにあるわけじゃないのになぜかインパクトがあって、何回も何回も繰り返し聴きたくなる曲です。

こういうタイプの曲って一度好きになると、どんどんハマるんですよね…。

 

 

↓Songwriter(s)【Taylor Swift, Max Martin, Shellback, Ali Payami】

Midnight,
You come and pick me up, no headlights
Long drive,
Could end in burning flames or paradise
Fade into view, oh
it's been a while since I have even heard from you (heard from you)
真夜中
あなたは迎えに来る ヘッドライトを消したまま
長距離ドライブ
行き着く先は燃え盛る炎か、それとも楽園か
視界がぼやけていく

ずいぶん長い間あなたは連絡をくれなかったわよね

 

I should just tell you to leave 'cause I
Know exactly where it leads but I
Watch us go 'round and 'round each time
いなくなって欲しいって言うべきなんだと思う
だってこの先どうなるのかはっきりわかっているから

でも私には同じことを繰り返す2人が見えるの

 

You got that James Dean daydream look in your eye
And I got that red lip classic thing that you like
And when we go crashing down, we come back every time
'Cause we never go out of style
We never go out of style
ジェームス・ディーンみたいでうっとりしてしまうあなたの目
そしてあなたの好みのクラシックな赤い口紅を塗った私
私たちは壊れてもいつもまた元通り
私たちは決して流行遅れにはならないわ

流行遅れにはならないの

 

You got that long hair, slicked back, white t-shirt
And I got that good girl faith and a tight little skirt
And when we go crashing down, we come back every time
'Cause we never go out of style
We never go out of style
あなたは長い髪を後ろに流して、白いTシャツを着てる
私はイイ子にしてたけどタイトな短いスカートを履いてたわ
私たちは壊れてもいつもまた元通り
私たちは決して廃れることはないの

いつまでもカッコいいままなのよ

 

So it goes
He can't keep his wild eyes on the road
Takes me home
Lights are off, he's taking off his coat
I say, "I heard, oh, that you've been out and about with some other girl, some other girl"
しょうがないわ
運転する彼の目がよそ見をするのは
私を家に連れて行く
灯の消えた部屋で彼はコートを脱ぐ

私は言うの「聞いたわ、あなたが他の女の子とデートしてるって」

 

He says, "What you've heard is true but I
Can't stop thinking about you," and I...
I said, "I've been there too a few times"
彼は言うの「キミが聞いたことは本当だけど、
僕はキミのことを考えずにはいられないんだ」

だから私は言ったのよ「あなたと同じように私も何回かデートしたことがある」って

 

(繰り返し ※→★)

 

Take me home
Just take me home, yeah
Just take me home
(out of style)
私を家に送って
ただそれだけでいいの

ただ家に送ってほしいだけなの

 

(繰り返し ※)

 

 

ちなみに、渦中のハリー自身はこの曲が自分との関係について歌ったものなのかどうかは確信が持てないそうで、過去のインタビューでも次のようにコメントしています。

『僕について歌ったものかはわからない。だけどこの曲がどこでも流れている素晴らしい曲だってことはわかる。もし、僕のことを歌ったものだったとしても、僕だって自分の経験から作曲するし、みんなそうだと思う。だからこそ心に響くんだろうし、2人の経験が曲の完成に繋がったのならラッキーだよ。』

確かに、ただ暴露されるんだったら嫌だろうけど、こんなに素晴らしいメロディで自分とのことを歌にしてもらえたらちょっと感動しちゃうかも。

良い曲過ぎて、私だったら『この曲は俺のことを歌ってるんだよ!』って自分から言いふらしたくなるかもしれません…。