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アルバム情報

  • 発売年:1995年
  • 収録アルバム:Drop The Roof(ドロップ・ザ・ルーフ)
  • アルバム最高位:不明

本国イギリスよりも早く日本でデビュー

シングル曲 "Mr.Jones(ミスター・ジョーンズ)" が日本のCDショップの輸入盤ランキングでNo.1になったとかなんとかで、本国のイギリスよりも早く日本でデビューアルバムがリリースされた異色のバンド、Out of My Hair(アウト・オブ・マイ・ヘアー)。

ボーカルを務めるコンフォートを中心に結成された4人組バンドなんですが、アウト・オブ・マイ・ヘアー名義でのアルバムは最初で最後。

発売から20年以上経った今ネットで検索すると、なんでたった1枚で消えてしまったんだろうって言ってる人が結構いるので、1週まわって評価されるタイプのグループかもしれないです。

イギリスでは『ブラー VS. オアシス』論争が過熱する直前のブリットポップ真っ最中に出たアルバム。

見た目はマーク・ボランを意識したグラムロックな感じだけどサウンド的には繊細な雰囲気のブリットポップだと思います。

Drop The Roof(ドロップ・ザ・ルーフ) / Out of My Hair(アウト・オブ・マイ・ヘアー)
created by Rinker

  1. In The Groove Again
  2. Mr.Jones
  3. Safe Boy
  4. Drop The Roof
  5. Thieves In The Fanclub
  6. Cool Mathematician
  7. Why It Doesn't Snow
  8. I'd Rather Be
  9. Judas Flip
  10. Mary
  11. River of Gold
  12. Wide Together
  13. Wendy
  14. She Turns It On
  15. Strange Company

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無名ながら輸入盤が売れまくっていたバンド

1995年当時、高校生だった私がよく聴いていたラジオで「輸入盤で売れに売れまくっているすごいバンド!」と、ラジオのパーソナリティーがプッシュしていたのがこの曲 "Mr.Jones" でした。

あとからCDジャケットのビジュアルを見たら、髪型、ファッション、化粧が以前聴いたことのあったT-Rexのマーク・ボランにかなり雰囲気が似てたので、だいぶ影響を受けてたんでしょうね。

曲の感じとしては、グラムロック+ブリットポップ

ブリットポップと言ってもノリノリの明るいポップではなくて、哀愁漂うメロディとコンフォートのナイーブな歌声によって、枯れ葉が舞い散る秋の始まりのような寂しさが感じられる曲。

イギリスよりも日本で売れたってのもうなずける、なんか日本人が好きそうというか、日本のバンドがこういう曲を日本語で歌ってても何の違和感もないというか、そういった雰囲気があると思います。

サビの部分のメロディと歌詞は基本ずっと同じだけど、最後のサビだけ下のコーラスパートが加えられています。

最後のこのコーラス部分のアレンジがなかったら、やや単調な曲に感じてしまっていたかもしれない。

ここで歌に厚みを加えられることで、聴き終わった後の余韻にいつも浸れているような気がします。

寄り添うような歌詞

歌詞は、自分を取り囲んでいる世界や社会に疲れ切って、生きていく気力を無くしている彼(Mr.Jones)に向かって、

「涙を拭いて。大丈夫、これからの人生は希望に満ちているよ」

と寄り添い励ますような内容になっており、かなり具体的で情景が浮かびやすい歌詞。

アウト・オブ・マイ・ヘアーのナイーブでポップな曲調と繊細なボーカルに対する第一印象が好印象だった方は、日本語訳を知ってもっと好きになることはあってもそこから嫌いになることはないと思います。

落ち込んでる人を励ます曲って内容の歌詞は、シンディ・ローパーの名バラード "トゥルー・カラーズ" に通じるものがあるかも…。

日本でだけヒットした "Mr.Jones"

ただこのアルバム、この "Mr.Jones" ぐらいしかヒット性のある曲は入っていません。

というかこの曲自体、日本以外ではヒットしてません…。

母国イギリスのシングルランキングでも73位が最高位ですからね。

1997年にプロジェクト名をコンフォート名義に改めてアルバムを出してはいますが、実質的にはアウト・オブ・マイ・ヘアーとしての活動は結局このデビューアルバム1枚で終わってしまいました。

でも、遠い離れた日本の洋楽ファンに受け入れられたバンドなので、売れる要素はあったんだと思う。

もし短命になってしまったのが、ブリットポップブームに乗せられてしまったのが一因だとしたら残念です。

日本のお笑いブームみたいな感じで芸人が簡単に一発屋として使い捨てられるみたいな時代だったのかも…。

バンド内での音楽性の違いとかの方が個人的には嬉しいですね。

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