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アルバム情報

  • 発売年:1993年
  • 収録アルバム:The Wedding Album(ザ・ウェディング・アルバム)
  • アルバム最高位:全英4位、全米7位

MTVブームの火付け役

1978年にイギリスで結成され、ニューロマンティックブームを巻き起こして80年代のMTVで大活躍した5人組バンドのDuran Duran(デュラン・デュラン)。

見た目は超絶イケメンだけど、そのビジュアルを抜きにしても間違いなく売れていたに違いないほどの歌唱力と演奏のクオリティ。

キャッチーでラジオ受けしそうな曲が多いのも特徴です。

"Ordinary World(オーディナリー・ワールド)" は1993年のセルフタイトルアルバム「Duran Duran(通称:The Wedding Album)」に収録され、全英6位、全米3位になった曲。

5thアルバムである前作「Liberty(リバティ)」が商業的に失敗し、人気が薄れていた中で発表されたこの曲と共に音楽シーンに華々しく復活したデュラン・デュラン。

壮大で美しいこのバラードの大ヒットにより、新しい世代のファンも獲得して人気を不動のものにしました。

Duran Duran : The Wedding Album(ザ・ウェディング・アルバム) / Duran Duran(デュラン・デュラン)
created by Rinker

  1. Too Much Information
  2. Ordinary World
  3. Love Voodoo
  4. Drowning Man
  5. Shotgun
  6. Come Undone
  7. Breath After Breath
  8. UMF
  9. Femme Fatale
  10. None of the Above
  11. Shelter
  12. To Whom It May Concern
  13. Sin of the City

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第一印象はそんなに・・・

デュラン・デュランとの出会いは高校生の時、1995年ころに聴いたオムニバスアルバム。

確かクイーンの "We Are The Champions" が聴きたくて借りたアルバムの中に偶然入っていた "オーディナリー・ワールド" を聴いたことで私はデュラン・デュランを知りました。

ただ、その時は "オーディナリー・ワールド" をいい曲だとは感じなかったんですよね。

まだ子供だったし、洋楽もそんなに聴いたことがなかったし…。

その頃よく聴いていたビリー・ジョエルの "オネスティ" みたいにAメロからグイグイ引き込まれるようなわかりやすさはなかったし、サビで曲の世界に一気に引き込まれるようなキャッチーさも感じられなかったんだと思います。

子供の自分にはハードルが高かった?

洋楽に興味を持ち始めたばっかり、当時まだお子ちゃまだった私にはちょっとハードルが高かったこの曲。

バラードには80年代、90年代の洋楽をそんなに知らない日本人でも好きになれそうなフックの聴いたバラードと、洋楽を知らない日本人には受け入れられなさそうなバラードがあると思うけど、この曲はたぶん後者。

例えば友達や彼女とドライブ中にこの曲を流したとして、良い曲だねって言う人は少ないような気がする。

ラストのサビまでそれほど大きな抑揚はないから、良い曲だけどサビがいまいちピンとこないなあ…っていうのが私がその時この曲に持った印象だったと思います。

そんな感じだったので "オーディナリー・ワールド" はいったんここで聴かなくなってました…。

ソニーのMDウォークマンのCM曲

それからおよそ3年後の1998年、大学生になった私がテレビを見ていた時にふと流れたソニーのMDウォークマンのCM。

この曲どこかで聴いたことがあるような…と思って画面を見ると右下に「♪Duran Duran」という表示がありました。

それが昔ちょっとだけ聴いた "オーディナリー・ワールド" だってことを思い出すまでにそんなに時間はかからなかったと思う。

でも、「あれ?こんな良い曲だったっけ?」とは思いました(笑)。

今思うと、初めて聴いた時よりもいろいろな洋楽を聴いてきてたのでこの曲に対する感じ方が変わってんだろうなと思います。

もしかしたら、CMの美しい映像込みで聴いたから、短い映画を見てるような感覚になって曲にも引き込まれたということもあるかもしれません。

「真綿で首をしめられるようにじわじわと曲の魅力にハマっていく…」

"オーディナリー・ワールド" をそんな風に表現しているライナーノーツを見たことがありますけど、まさにそんな感じ。

最初は強烈な印象は持たなかったけど、いったんハマってしまえば抜け出せなくなるような引力を持った曲ですね。

感動的な曲の展開

最後のサビ前のブリッジ部分からの雰囲気がたまらないんですよね。

薄暗い雲の隙間から急に光が差し込んだかのように歌も演奏も一気に分厚く広がり、感動的に曲が展開していきます。

そこまではどちらかというとしんみりとウェットに歌われていた曲がそこからは壮大で幻想的なトーンに変わって、いつの間にか曲の世界に没頭してしまってる…。

サビの歌詞、「But I won’t cry for yesterday There’s an ordinary world Somehow I have to find」という部分は私もなんとなくは意味が分かったので、曲を聴きながら頭の中で主人公の心情や曲中の情景をイメージできたことも大きかったです。

ウォーレン・ククルロのギター

この曲で私が一番好きなポイントは、イントロと最後のサビ前に演奏されるウォーレン・ククルロのギターソロのパート。

デビュー当時からのギタリストだったアンディ・テイラーに変わり、前作のアルバムである「Liberty(リバティ)」から、正式にメンバーに加入しているマッチョなギタリスト、ウォーレンのギターの旋律が本当に素晴らしいです。

邦楽も含めて今まで聴いてきた曲が、何千曲か何万曲かわかりません。

その今まで聴いてきた曲の中で、イントロが一番好きなのは "オーディナリー・ワールド" です。

軽く聴こえてしまうかもしれないけど、今のところは間違いなく一番。

演奏は全くできないけど、一度でいいからギターでこの美しいイントロを自分で弾いてみたい…。

このギターパート、イントロと最後のサビ前とメロディーは一緒だけど弾き方が違う感じがします。

イントロでは繊細に弾いていますけど、最後のサビ前ではかなり情感たっぷり。

PVではウォーレンはダブルネックギターを使っているんですけど、サビ前のソロの前半は上のネックで、後半は下のネックで弾いているみたい。

このあたりのギターの使い分けも曲から受ける印象に大きく影響してくるんでしょうね。

この曲の良さに気づけたのが今から20年くらい前の大学生時代。

それから倍以上の年齢を重ねた今でも、目を閉じてギターソロのパートを聴くと、あの時の若くて楽しかった時代に一瞬で引き戻される…。

"オーディナリー・ワールド" はそんな風にノスタルジーで感傷的な気持ちに浸らせてくれる、替えのきかない曲の一つです。

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