スポンサーリンク

アルバム情報

  • 発売年:2007年
  • 収録アルバム:Life in Cartoon Motion(ライフ・イン・カートゥーン・モーション)
  • アルバム最高位:全英1位、全米29位

ミーカ "マイ・インタープリテーション"

クイーンのフレディ・マーキュリーとも比較される音域の広い歌声を持つ、レバノン出身のウルトラポップシンガーソングライターのMIKA(ミーカ)。

1stアルバムの「ライフ・イン・カートゥーン・モーション」はイギリスで1位を獲得しただけでなく、フランス、ベルギー、スイスなどヨーロッパを中心に世界各国で大ヒットしました。

弾けるようにカラフルなポップセンスとMIKAお得意の伸びのいいファルセットが聴けるこのアルバムは、どこをとってもシングルカットできそうなくらいクオリティの高いアルバムです。

特にアルバムの1曲目に収録されていてイギリスのシングルチャートで5週連続の1位になった "Grace Kelly(グレース・ケリー)" は、、MIKAがブレイクを果たした大ヒット曲。

私もMIKAにハマったのは "グレース・ケリー" からだったんですけど、それ以上に好きになった思い入れの深い曲が3曲目のさわやかポップバラード、 "My Interpretation(マイ・インタープリテイション)" でした。

MIKA (ミーカ) / Life in Cartoon Motion(ライフ・イン・カートゥーン・モーション)
created by Rinker
  1. Grace Kelly - 3:07
  2. Lollipop - 3:03
  3. My Interpretation - 3:35
  4. Love Today - 3:55
  5. Relax, Take It Easy - 3:45
  6. Ring Ring - 3:37
  7. Any Other World - 4:19
  8. Billy Brown - 3:14
  9. Big Girl (You Are Beautiful) - 4:08
  10. Stuck in the Middle - 4:08
  11. Erase - 3:38
  12. Your Sympathy(日本盤のみのボーナストラック) - 3:17
  13. Happy Ending - 4:45

▼スーパーポップでノリノリの曲ならこちらの「グレース・ケリー」がおすすめです!

スポンサーリンク

ミーカの難読症(ディスレクシア)

中東のレバノンで生まれたミーカは幼少期、内乱に巻き込まれてパリに移住しました。

そしてパリでは、仕事の都合でたまたまクウェートにいた父親がイラク軍の侵攻によってアメリカ大使館で人質なってしまいます。

その影響で、一家はパリからイギリスのロンドンに住み移ることになり、そこでフランス人学校に通い始めたMIKAはイジメにあってしまう…

というかなり波乱な生い立ちのミュージシャンです。

めちゃめちゃポップな曲が多くてポジティブな印象が強いミーカだけど、意外なことに子供のころには難読症(ディスレクシア)という症状のために苦しんでいた過去があり、難読症は現在でも治っていないらしいです。

でも動画サイトではフランス語で歌っていたり日本語でファンに向けてメッセージを送ったりしているんですから、きっと相当な努力をしたんでしょうね…。

フレディ・マーキュリーと比較されたボーカルスタイル

デビュー当初はフレディ・マーキュリーや、シザーシスターズや、エルトン・ジョンと比較されることが多かったミーカ。

私もタワレコで初めて "グレース・ケリー" を聴いた時には、確かにフレディの歌い方にちょっと似てるかな?と思いました。

声のトーンはそれほど大きく違わないし、声量もあるし、ファルセットを多用しながら幅広い音域で歌うところがそう感じる理由だったのかもしれません。

ミーカは海外のテレビ番組に出演した時に "キラークイーン" を歌うほど、クイーンのファン。

そもそも "グレース・ケリー" の歌詞には『So I try a little Freddie(だからちょっとフレディに挑戦してみる)』って歌詞もあるくらいなので、意識してフレディに寄せて歌っているところもあったんでしょうね。

ちなみに、クイーンのギタリスト、ブライアン・メイもミーカとフレディが比較されることに対してコメントをしています。

「ファンや音楽誌で言われているほどフレディに似ているとは思わない」

「だけどピアノを弾きながら時には繊細に、時には躍動的に歌うパフォーマンスのスタイルはとても似ている」

フレディの歌声を一番聴いてきたブライアンにとってはあまり似てないみたいだけど、ボーカルスタイルについてはかなり評価されてると思っていいんじゃないでしょうか?

カラフルに彩られたアルバム

「ライフ・イン・カートゥーン・モーション」はとにかくカラフルなアルバムです。

情熱的に歌うこの曲は『赤』、子供が好きそうなこの曲は『緑』、さわやかでポップな『青』もある。

ちょっとかわいらしい雰囲気の曲は『ピンク』で、透き通るようなトーンと美しいコーラスのこの曲は『白』。

ジャケットもカラフルですけど、そんな色とりどりのジャケットのイメージがアルバムのコンセプトなのかもしれません。

その色彩豊かなアルバムの中で私が特に好きな曲、"マイ・インタープリテイション" は、突き抜けたようなメロディがどこまでもさわやかさで完璧なポップソングです。

「ピアノは曲をリードできる楽器。」

インタビューでそう語っていたミーカの曲なので、当然のごとくイントロからピアノがグイグイと曲を引っ張っていきます。

1番のサビ前には一瞬のブレイクが入るところや、歌詞のテンポとリズムが軽やでサビに向かって徐々に盛り上がっていくところなど、曲の世界にどんどん引き込まれるような緩急のつけ方。

ドラマチックなラストへの期待感すら感じるような、高揚感のある最後のサビ前のコーラス。

どれをとっても本当に素晴らしいです。

ミーカはソウル、ゴスペルの影響や、クラシックの理論も取り入れることのできる多様性を持っているので、それがコーラスの多彩さなど曲の個性に反映されているのかも。

多様性ということで言えば、CDジャケット、ファッションやアートの分野にも独自の世界観でかかわっていってるんですから本当に多才なアーティストですね。

解釈の違いが歌詞のテーマ

「別れることになってしまったけど『僕なりの解釈=My Interpretation』で感情的にならず冷静に考えてるから全然気にしてないよ?」

サビで歌われているのはそんな感じの内容です。

"マイ・インタープリテイション"は、人生や死についての『解釈の違いによる意見のぶつかりあい』をテーマにしたような歌詞にもかかわらずめちゃめちゃ開放的で、すがすがしさすら感じる雰囲気を持っています。

私がこの曲を聴き終わった時になぜかちょっと切ないような余韻を感じるんですけど、それはメロディの明るさから受ける印象とは逆の、ちょっと決別も感じさせるような歌詞の世界観が影響してるのかもしれません。

このアルバム「ライフ・イン・カートゥーン・モーション」が出たばかりのころはネットでミーカを検索したくても、日本の歌手『中島美嘉』ばかりがヒットしてました。

だけど最近はちゃんと洋楽のミーカが検索の最上位に出てくるようになってます(笑)。

ちなみに私は中島美嘉の "ORION" や "僕が死のうと思ったのは" とかはかなり好きな曲なので、検索の上位に出てくるのが嫌というわけではありません…。

スポンサーリンク
おすすめの記事