①カントリーミュージック界を代表するスター

ガース・ブルックスのアメリカでのアルバム総売り上げ枚数はおよそ1億6000万枚で第2位。ちなみに3位はエルヴィス・プレスリーで1位はビートルズ。

名実ともにガース・ブルックスはアメリカのカントリーミュージック界を代表する超スーパースターなわけなんですけど、意外にも日本ではほとんどの人が名前すら聞いたことがないかもしれません。

 

あのマイケル・ジャクソンでさえアメリカでのアルバム総売り上げ枚数は8100万枚ほどだっていうんだからすごいですよね💧 (※2018年時点のデータ)

 

 

「She's Every Woman」は1995年に発売された6thアルバムに収録された曲で、自分を偽らずありのままに色んな表情を見せてくれる女性に惹かれた男の恋心を歌ったバラード。「恋はひとりよりもせつない」というなんとも哀愁のある邦題がつけられています。

 

シンプルで素朴な、それでいてどこか心温まるメロディが耐え難いほどに切ない。

歌詞も寂しげで、彼女との思い出を懐かしむように歌うガース・ブルックスのボーカルも控えめに言って最高。

大人の男のセンチメンタリズムがにじみ出てます。聴き終わった後には、まるでベストセラー作家の恋愛小説を一気に読み終えたかのような幸福感と余韻に浸れることでしょう…。

 

↓Youtube【She's Every Woman - Garth Brooks (Lyrics)】

Fresh Horses/Garth Brooks
Legacy

 

 

②歌詞の和訳

Songwriter(s) -  Victoria Shaw,  Garth Brooks

She's sun and rain, she's fire and ice
A little crazy but it's nice
And when she gets mad, you best leave her alone
'Cause she'll rage just like a river
Then she'll beg you to forgive her
She's every woman that I've ever known
She's so New York and then L.A.
And every town along the way
She's every place that I've never been
She's making love on rainy nights
She's a stroll through Christmas lights
And she's everything I want to do again
It needs no explanation
'Cause it all makes perfect sense
For when it comes down to temptation
She's on both sides of the fence
No it needs no explanation
'Cause it all makes perfect sense
When it comes down to temptation
She's on both sides of the fence
She's anything but typical
She's so unpredictable
Oh but even at her worst
She ain't that bad
She's as real as real can be
And she's every fantasy
Lord she's every lover that I've ever had
And she's every lover that I've never had
彼女は太陽そして雨、炎のようでもあり氷のようでもある
少しクレイジーだけどそこが彼女の良いところなんだ
怒っていたら放っておくのが一番さ
川の流れと同じように彼女の怒りも止められないのさ
だけどすぐに許してほしいと言ってくる
僕が出逢ってきた女性のすべてが彼女にはあるんだ
彼女はとてもニューヨークっぽくてL.A.らしさもある
今までのすべての街を感じさせてくれる
彼女は僕が訪れたことのないすべての場所
彼女は雨の日に愛し合うのさ
クリスマスのイルミネーションの中をあてもなく歩き続ける
彼女は僕がもう一度やり直したいと思うことのすべてなんだ
説明なんて必要ない
何もおかしいことなんてないんだ
誘惑ということになると
彼女の態度はあいまいで思わせぶりなのさ
分かりきってることなんだ
おかしいことは何もない
いざ誘惑するということになると
どっちつかずの彼女には触れられないのさ
ありきたりな人じゃない
何をするか予想できない気まぐれな女性
彼女はたとえ最悪な状況になっても
悪く考えすぎたりはしないのさ
彼女は可能な限り現実的
彼女はすべてのファンタジー
ああ 彼女は色んな表情を見せてくれる恋人
僕が今まで出逢ったことのない恋人なんだ

 

 

 

③ラジオ映えしそうな曲

ビリー・ジョエルの「Just the Way You Are (素顔のままで)」、マライア・キャリーの「Just to Hold You Once Again (もう一度あなたを)」あたりは高校生の時によく聞いていたラジオ番組のCMで流れてた曲だけど、脳内で再生しようとするとどうしてもラジオで聴いていた時の音になっちゃう。きっとラジオのノイズ混じりの音質って、味わいがあって記憶に残りやすいんでしょうね。

 

「恋はひとりよりもせつない」のメロディとボーカルもラジオ映えしそうだと思う。

 

ギターを抱えて歌うシンガーソングライター系のバラードが好きな人には100%おすすめできる、まさに隠れた名曲です。