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アルバム情報

  • 発売年:1996年
  • 収録アルバム:K
  • アルバム最高位:全英1位

クーラ・シェイカーとは

1996年にインド音楽とロックを融合させたサイケデリックなデビューアルバム「K」が初登場1位を記録し、ブリットポップが盛り上がりを見せていたイギリスで爆発的な人気を誇ったクーラ・シェイカー。

シングル "Grateful When You're Dead(グレイトフル・ホエン・ユー・アー・デッド)" で注目を浴びたクーラ・シェイカーがブレイクしたきっかけとなった曲が "Tattva(タットヴァ)" です。

サンスクリット語である "Tattva" という言葉を呪文のように繰り返すAメロからサビへの流れが、悟りをひらけそうなくらい甘美で瞑想的なこの曲。

思いっきりインドが前面に出た個性的な曲にもかかわらず、全英で4位、アメリカビルボードのモダンロックチャートでも10位になるほどヒットしています。

K / Kula Shaker(クーラ・シェイカー)
created by Rinker

  1. Hey dude
  2. Knight on the town
  3. Temple of everlasting light
  4. Govinda
  5. Smart dogs
  6. Magic theatre
  7. Into the deep
  8. Sleeping Jiva
  9. Tattva
10. Grateful when you're dead
11. 303
12. Start all over
13. Hollow man

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謎の言葉、タットヴァ

初めてクーラ・シェイカーを聴いたのは、ジャケ買いしたシングル "Grateful When You're Dead" でした。

ハードなギター、太めのベースで奏でる緊張感のある渋いグルーヴと衝動的で胸に響くボーカル。

ブリットポップブームで似たようなバンドが多い中、クーラ・シェイカーとの出会いとなったこの曲はかなり鮮烈でした。

一発でハマった私が買ったアルバム「K」に収録されていたのが "Tattva" 。

「これなんて読むの?えーと…タットヴァ?」

間違いなく英語じゃないんだけど、何語かもよくわからない。

歌詞を見てもAメロは謎の言葉、タットヴァをひたすら繰り返すだけ。

「"Grateful When You're Dead" がいい曲だったから別に他の曲はダメでもいいか…。」

いざ聴いてみたら、ダメだなんてとんでもない。

ブリティッシュロックとインド音楽の融合が、こんなに耽美でサイケデリックに仕上がるとは思いもしませんでした。

瞑想的なロック=サイケデリック・ロック

Aメロでは催眠状態に入れそうな不思議な音と、「acintya bheda bheda tattva」という歌詞だけが呪術的に繰り返されます。

一方でサビに入ると、瞑想を終えて悟りを開いたかのようにエバーグリーンな音で、幽玄な歌詞が歌われます。

『シタールなどの民族楽器系を使うことが多く、曲の構成やリズムが複雑でエコーやループなどの効果を加えた瞑想的なロック』

そういう特徴の曲が多いのがサイケデリック・ロックで、"Tattva" はまさにそんな感じの曲でした。

イントロからインドのテイストが漂っている "Tattva"。

インド音楽とロックを融合させること自体かなり斬新で、クーラ・シェイカーにしかできない芸当だと思う。

しかもクセの強いこの曲をイギリスで全英4位になるほどのヒットシングルに仕上げてしまった、ボーカルのクリスピアン・ミルズはすごい。

サビに入った時に耳に飛び込んでくる、柔らかく澄んだオルガンのトーンも良い味を出してます。

このアルバムには、同じようにインド音楽を感じさせる "Govinda(ゴヴィンダ)" という曲が収録されています。

こちらもシングルになっているんですが、"Tattva" ほどポップではないです。

歌詞も "Tattva" とは違って、最初から最後までずっとヒンドゥー教のマントラ(=賛歌や祈りなどを表した真言というもの)で歌われているので、取っつきにくいと感じる人も多いかも。

個人的な感想としては本当に瞑想をする時の音楽みたいな感じ。

でも全英で7位。

この手のタイプが受け入れられたことは、ぶっちゃけ驚きでした…。

重厚なロックナンバーも収録したアルバム

クーラ・シェイカーがすごいと思うのは、サイケな曲だけでなく、重厚なロックナンバーが堪能できる曲もかなりのクオリティで作れるところ。

特に "Hey dude" や "Grateful when you're dead" は脳みその深いところまで痺れることができるグルーヴ感のある曲。

正統派でゴリゴリのU.Kロックが好きな方も安心して聴けるアルバムだと思います。

ちなみにバンド名の「クーラ・シェイカー = Kula Shaker」は昔のインドの王様に由来したもの。

そして曲名の "Tattva" はサンスクリット語で「真理」という意味。

"Tattva" はアジア雑貨店とかで流れてても合いそうだし、逆にそういうお店が好きな方にはこの曲をぜひおすすめしたいですね。

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