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①収録アルバム情報

  • 発売年:1996年
  • 収録アルバム:K
  • アルバム最高位:全英1位

 

②ブレイクのきっかけになったサイケな名曲「Tattva」

1996年にインド音楽とロックを融合させたデビューアルバム「K」が初登場1位を記録したクーラ・シェイカー(Kula Shaker)。

ブリットポップが盛り上がりを見せていた当時のイギリスでもトップクラスの人気を誇っていました。

シングル「グレイトフル・ホエン・ユー・アー・デッド(Grateful When You're Dead)」で注目を浴び始めたクーラ・シェイカーがブレイクを果たした曲が今回の曲「タットヴァ(Tattva)」です。

 

サンスクリット語の「Tattva」を繰り返す、呪術的な冒頭のパートからの展開が悟りをひらけそうなくらい甘美で瞑想的。

思いっきりインドのテイストが前面に押し出されたクセの強い曲ですが、全英で4位、アメリカビルボードのモダンロックチャートでも10位になるほどのヒットを記録しています。

 

バンド名はインドの昔の王様の名前が由来になっていて、曲タイトルの「Tattva」はサンスクリット語で「真理」という意味なんだそうです。

アジア雑貨店の店内BGMで流れていても合いそうな雰囲気を持ったこの曲。そういうお店が好きな方にもおすすめできる曲かもしれません。

 

↓Youtube【Kula Shaker - Tattva】

 

【 Tattva 】 Songwriter(s) - Crispian Mills

Tattva, acintya bheda abheda tattva (4 times)

想像を絶するほどの調和と相違 それが真理 (×4)

 

Like the flower and the scent of summer
Like the sun and the shine
Well the truth may come in strange disguises
Send a message to your mind
花のように、そして夏の香りのように
太陽のように、そしてその輝きのように
真実は奇妙に姿を変えてやって来るだろう

キミの心にメッセージを送るために

 

(繰り返し ★)

 

At the moment that you wake from sleeping
And you know it's all a dream
Well the truth may come in strange disguises
Never knowing what it means
キミは眠りから覚めた瞬間に
それがすべて夢だったことを知る
真実は予想外の変装をして現れるかもしれない

決してその意味を知ることは無いままに

 

(繰り返し ★)

 

For you shall be tomorrow
Like you have been today
If this was never ending
What more can you say?
明日もキミは存在するだろう
今日そうだったようにね
もしこれが絶対に終わらないものであるなら

これ以上何が言える?

 

 

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③ゴリゴリにハードな「Grateful When You're Dead」

今思えば、クーラ・シェイカーが日本ではまだ無名に近かったころにジャケ買いしたシングル「Grateful When You're Dead」の第一印象は強烈でした。

ハードなギターと太めのベースで奏でられる緊張感のあるグルーヴと、シャウトに近いくらい衝動的なボーカル。

ブリットポップブームの中で数多くのバンドがCDをリリースしていた当時は色々なバンドの曲を聴き漁ったけど、その中でも特にクーラ・シェイカーの「Grateful When You're Dead」は異彩を放っていたような気がします。

 

↓Youtube【Kula Shaker - Grateful When You're Dead】

 

ゴリゴリのU.Kロックが好きな方にも安心しておすすめできるハードなナンバー「Grateful When You're Dead」で簡単にノックアウトされ、その後クーラ・シェイカーの1stアルバム「K」ももちろん購入

「Tattva」を曲リストで見つけたときには、英語じゃないし不思議なタイトルだなと思ったけど、何語なのかまったくわからないから読み方も意味もわからない。

調べてみたらどうやらサンスクリットと呼ばれるインドの古代語で「タットヴァ」と読むらしい。

歌詞を見るとちょっと宗教的な雰囲気の曲っぽい…?という感じであんまり期待はしないで聴いてみたけど、いい意味で裏切られました。

ブリティッシュロックとインド音楽の融合がこんなに耽美でサイケデリックな曲に仕上がるとは…目からウロコでした。

 

④瞑想的なロック≒サイケデリック・ロック

インド音楽とロックを融合させたクセの強い曲にもかかわらず、イギリスで4位を記録するほど印象的な曲に仕上げてしまったクリスピアン・ミルズの才能はすごい。

「Tattva」はイントロからインドっぽい雰囲気が漂っています。

催眠状態に入れそうなサイケデリックなロックサウンドに乗せて『acintya bheda bheda tattva』という歌詞だけが呪術的に繰り返される冒頭部分が終わった直後、曲調は一変。

そこに広がるのは、瞑想を終えて悟りを開いたかのようなエバーグリーンなメロディと歌詞で構成された幽玄な世界。

柔らかく澄んだオルガンの音色も至上の心地よさで、抜群の陶酔感をもたらしてくれています。

 

 

ところで、サイケデリック・ロックとは

『シタールなどの民族楽器系を使うことが多く、曲の構成やリズムが複雑でエコーやループなどの効果を加えた瞑想的なロック』

のことなんだそうです。

ちなみにシタールは下の動画の楽器です。

↓Youtube【Anoushka Shankar plays 'Pancham Se Gara'】

 

 

アルバム「K」には、同じようにインド音楽を感じさせるサイケデリックな「ゴヴィンダ(Govinda)」という曲も収録されています。

こちらもシングルになっているんですが「Tattva」ほどキャッチーさは無いと思います。なんというか本当に瞑想をする時の音楽みたいな感じ。

歌詞も「Tattva」とは違って、最初から最後までずっとヒンドゥー教のマントラ(=賛歌や祈りなどを表した真言というもの)で歌われているので、取っつきにくいと思う人も多いかも。

でもこのゴヴィンダも全英チャートで7位のヒットを記録しています。

すでにブレイクしていたということもあるんでしょうけど、「Govinda」のようなタイプの曲がイギリスで売れたことは驚きでした。

 

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