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死をテーマにしたロック・オペラ

アメリカのニュージャージー出身のロックバンド、My Chemical Romance(マイ・ケミカル・ロマンス)。

3rdアルバムの「The Black Parade(ザ・ブラック・パレード)」が2006年に発売され、全英、全米の両方で最高位2位の大ヒットを記録しました。

「ザ・ブラック・パレード」は若くしてガンになってしまった主人公の死生観をアルバム全体のテーマにしているロックオペラです。

イングランドのバンド、The Who(ザ・フー)が1969年のアルバム「トミー」で初めて本格的なジャンルとして確立させたロックオペラ。

マイ・ケミカル・ロマンスはこのアルバムを制作するにあたり強くインスパイアされた作品として、クイーンの「オペラ座の夜」、ピンクフロイドの「ザ・ウォール」を挙げてるんですよね。

確かに「オペラ座の夜」の世界観に近いものは感じられるし、「ザ・ウォール」に関しては1979年に大ヒットしたこちらもロックオペラの名作ですから、影響を受けたアルバムだって言うのもうなずけます!

ただ、もう一枚インスピレーションを受けた作品があるらしく、それはビートルズの「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」。

ぶっちゃけあんまり「ザ・ブラック・パレード」とは通じるところがないような気もするんですけど、音楽理論とか知ってる人ならわかるんですかね?

My Chemical Romance(マイ・ケミカル・ロマンス) - The Black Parade(ザ・ブラック・パレード)
created by Rinker

  1. ジ・エンド - The End
  2. デッド! - Dead!
  3. ディス・イズ・ハウ・アイ・ディスアピア - This Is How I Disappear
  4. ザ・シャーペスト・ライヴズ - The Sharpest Lives
  5. ウェルカム・トゥ・ザ・ブラック・パレード - Welcome To The Black Parade
  6. アイ・ドント・ラヴ・ユー - I Don't Love You
  7. ハウス・オブ・ウルヴズ - House of Wolves
  8. キャンサー - Cancer
  9. ママ - Mama
  10. スリープ - Sleep
  11. ティーンエイジャーズ - Teenagers
  12. ディスエンチャンテッド - Disenchanted
  13. フェイマス・ラスト・ワーズ - Famous Last Words

粒ぞろいな楽曲が収録されたアルバム

2ndアルバムからすでにブレイクしていたみたいですが、私はこの3rdアルバムしかまともには聴いてないです。

ラストアルバムになってしまった4th「Danger Days」は聴いたことはあるんだけど、粒ぞろいな曲がそろった「ザ・ブラック・パレード」と比較するとちょっとガッカリしちゃう感じはあったかなと思います…。

「ザ・ブラック・パレード」のハイライトとして挙げられることが多いのは、何と言っても5曲目の "Welcome To The Black Parade" 。

疾走感のあるハードでポップなメロディと、クイーンの "ボヘミアンラプソディ" を少し意識したような曲の構成は何度聴いても飽きないし、ポップロックの金字塔と言ってもいいくらいのデキだと思います。

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"I Don't Love You(アイ・ドント・ラヴ・ユー)"

でも私のイチオシは6曲目の "I Don't Love You" です!

「死」をコンセプトにしたアルバムなので、8曲目の "Cancer" のようにしっとりと心に響くバラードもあるし、Cancerももちろん何度もリピートしてしまうほど素晴らしい曲だと思う。

でも私的には、泣きのメロディとギターの悲しげなフレーズが感情を切なく揺さぶる "I Don't Love You" のクオリティは今まで聴いてきたロックバラードの中でもちょっと別格でした。

ボーカリスト、ジェラルドの感傷的でシャウト気味なボーカルスタイルも良い。

モノクロでどこか現実とは遠い世界の景色を見せられているような映像と、まるで泣いているかのように歌うジェラルドの表情に引き込まれるPVもこの曲にピッタリなんですよね。

歌詞の世界観

それにこの曲は歌詞も良いんです。

癌になって治る見込みのないことを知っている主人公はなかなか彼女への未練を断ち切ることはできない

だからせめて立ち去る時には振り向いて言ってほしいと思う

"I don't love you, Like I did, Yesterday"

(私はもうあなたを愛してはいない、それができた昨日のようには)

恋愛の歌詞として受け取れないこともないけど、死をテーマにしたアルバムの中の1曲として聴くとなおさら心に来るものがありますね。

ちなみに、エモのジャンルに分類されることも多いマイ・ケミカル・ロマンス。

でもジェラルドはエモのことを「fucking garbage (ゴミクズ)」と言ったり、「a pile of shit(そびえ立つクソ)」と言ったりしてるくらいエモに分類されることを極端に嫌っているそうです。

元オアシスのギャラガー兄弟にも引けを取らないくらいの言いっぷりですね💦

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