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アルバム情報

  • 発売年:2002年
  • 収録アルバム:Release(リリース)
  • アルバム最高位:全英7位、全米73位

異次元レベルで透き通った声

1981年にニール・テナント(ボーカル)と、クリス・ロウ(キーボード、シンセサイザー)の二人によって結成されたエレクトロ・ポップ・デュオ、ペット・ショップ・ボーイズ。

ペット・ショップ・ボーイズを知らなくても、彼らが1993年にカバーし、ドイツで1位になったほかイギリスなどその他のヨーロッパ諸国で大ヒットした "Go West(ゴー・ウェスト)" は誰もがどこかで一度耳にしたことがあると思います。

クリス・ロウの作曲するシンセポップもクオリティが高いけど、ニール・テナントの不純物ゼロの100%クリアなボーカルが最大の魅力。

"ホーム・アンド・ドライ" は2002年に発売され、日本のオリコンチャートでも26位になったアルバム「Release(リリース)」に収録された曲。

愛しい人が目的を達成して無事に帰ってきてほしい、早く会いたい、という気持ちを歌にした切ないバラードです。

ちなみにペット・ショップ・ボーイズというグループ名は、お互いの共通の友人がペットショップで働いていていたことが由来になってます。

  1. ホーム・アンド・ドライ - Home and Dry
  2. アイ・ゲット・アロング - I Get Along
  3. バースデイ・ボーイ - Birthday Boy
  4. ロンドン - London
  5. Eメール - E-Mail
  6. ザ・サムライ・イン・オータム - The Samurai in Autumn
  7. ラヴ・イズ・ア・カタストロフ - Love Is a Catastrophe
  8. ヒア - Here
  9. ザ・ナイト・アイ・フェール・イン・ラヴ - The Night I Fell in Love
  10. ユー・チューズ - You Choose

新曲「Miracles」と「Flamboyant」が収録されているベスト盤

Pet Shop Boys/PopArt

クラブミュージック系が好きな方はPopArtに新曲として収録された "Flamboyant(フランボヤン)" もおすすめ

"Flamboyant(フランボヤン)" とは、燃えるような、華やかな、鮮やかな、とかそういう意味です。

燃えるという意味の「Flame(フレイム)」が語源みたいです。

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「歌うこと」を重視したシンプルな曲構成

"ホーム・アンド・ドライ" はイントロから曲の終わりまでずっと同じシンセサイザーのリフが続いていて、構成としてはかなりシンプルな曲。

ひたすら繰り返されるリフは無機質でありながらも印象的なメロディで、一度聴いたら耳から離れません。

そして、アルバム「リリース」全体を通して言えることですが、この曲は過去の楽曲に比べ「歌うこと」を意識した曲が多く、これまでの曲のようにダンサブルな曲、ノリのいい曲という感じではないかも。

"ホーム・アンド・ドライ" も、「離れたところで働く彼女に早く会いたい」と願う主人公の気持ちを綴った歌詞をアコースティックな生音を取り入れて切々と歌った曲になっています。。

ちなみに、曲のタイトルになっている「ホーム・アンド・ドライ」とは、『目的を達成する、達成目前で安心する』といったような意味。

「今夜は君が居なくて寂しい、君がここにいてくれたらいいのに…。」

「でも君が無事に目的を達成して無事に帰るまでは君に会うことはできない…。」

歌詞はペット・ショップ・ボーイズの曲の中でも具体的な方だと思うので、曲の世界にも入り込みやすいんじゃないでしょうか?

ジョニー・マーのギターが染みる

この曲を聴いていた当時、東京の大学に通っていた私。

その卒業前後の春に聴いたという思い入れの深い曲でもあるので、ペット・ショップ・ボーイズの中で一番好きな曲です。

延々と繰り返されるリフと、ザ・スミスのジョニー・マーによる感傷的なギターの音色がたまりません。

特に、最初のサビが終わって2番に入る前の短いギターと、曲の終わりの哀愁を帯びたギターのトーンは胸に染みるものがあります。

"ホーム・アンド・ドライ" には、過去のヒット曲 "New York City Boy" や "Go West" ほどのキャッチーさはないかもしれませんが、リフとギターの旋律はいったんハマったら耳にこびりついて離れないほどの中毒性を持っていると思います。

ペット・ショップ・ボーイズと言ったらダンスミュージックやハウスミュージックの印象しかなかったけど、いい意味で裏切られた曲ですね。

ニールの声が持つ癒しの効果

「ニール・テナントの声には、徳永英明と同じく癒しの効果があると科学的に証明されている」

昔、なにかの雑誌か、ホームページか、CDのライナーノーツかでそんな風に書かれている記事を見たことがあります。

ちなみに徳永英明さんの声が持っている癒しの効果っていうのは「1/f ゆらぎ(えふぶんのいちゆらぎ)」と言われるもの。

「1/f ゆらぎ」は、パワーが周波数fに反比例するゆらぎのことで………ちょっと意味がわかりませんね。

詳しくはわからないですけど要は、人間にとって最も心地いいゆらぎ(響き)を持った声ってことなんだと思います。

  • 人の心拍の間隔
  • ろうそくの炎の揺れ
  • 電車の揺れ
  • ホタルの光り方
  • 木漏れ日

身近なものではこういったもので、徳永英明さんの声には、この「1/f ゆらぎ」があるらしいです。

ニールの声は厳密には「1/f ゆらぎ」を持っているのかはわかりませんが、"ホーム・アンド・ドライ" での透き通った歌声を聴いていると心が落ち着くのは間違いありません。

それにしても、どんなに年齢を重ねても衰えない二人の美声。

あんな声に生まれたら歌うことが楽しくてしょうがないでしょうね…。

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