アメリカが生んだ偉大なロックバンド、イーグルスのボーカリスト兼ギタリストのグレン・フライ。

イーグルス時代は「テイク・イット・イージー」「Lyin' Eyes(いつわりの瞳)」「ニュー・キッド・イン・タウン」「ハートエイク・トゥナイト」など数々の曲でリードボーカルを担当してました。

 

だけどイーグルスはもう一人のボーカリストで、名曲「ホテル・カリフォルニア」のボーカルとドラムを担当したドン・ヘンリーのイメージが強いかも。

なんせドン・ヘンリーはボイス・オブ・イーグルスだとかボイス・オブ・ホテルカリフォルニアだとか、そんな呼ばれ方をしてるくらいですからね。

 

↓Youtube【This Way To Happiness】

 

「This Way to Happiness」は1995年にリリースされたグレン・フライのベストアルバムに収録されている4曲の新曲のうちの1曲です。

幸せに続く道がどっちなのかいつもわからず、孤独を感じながら悶々とした日々を送っていた男がようやく訪れた幸せ行きの列車に「キミ」と二人で乗り込んでいく…。

そんな幸せへの道をやっと見つけることができた喜びをイーグルス時代のウエストコーストサウンドとは雰囲気の違う、軽やかなアメリカンポップロック風のメロディに乗せて歌っています。

この曲はサビに向かって徐々に盛り上がっていって、ここがサビ!っていうのが誰が聴いてもすぐわかる構成。

イーグルス時代の渋いグレン・フライの面影はあんまりないけどキャッチーでノリのいい曲だし、たぶんこういう感じの曲は日本で受けるタイプなんじゃないかな?

なんかイメージ的にはビールのCMソングとかに合いそうかなとか思ったりもしました。

 

Songwriter(s)【Glenn Frey,  Jack Tempchin,  Jay Oliver】

 

Way outta town on some midnight highway
Headed nowhere, was just drivin' by myself
The night was cold, the wind was blowin'
Me, I felt like I was someone else
真夜中のハイウェイで街を離れて
どこにも向かわずに、ただひとり車を走らせた
夜は寒く、風が吹いて

どこか他人事のように感じていたんだ

 

I was achin', I was alone
No destination, so far away from home
Suddenly I find myself callin' to the heavens above
Please send me someone to love
ズキズキと心が痛んで、俺は孤独で
目的地もなく、家から遠く離れていって
ふと気づくと天に向かって呼びかけている自分がいたんだ

どうか俺に愛すべき人を送ってほしいと

 

Which way to happiness? Over the mountain
Which way to freedom? Just across the sea
Lord, I been searchin' for what seems like forever, now
Which way to happiness for someone like me?
幸せへの道はどっち?山を越えて
自由への道はどっち?海を横切って
主よ、俺はこれが永遠に続くんじゃないかってくらい探し続けてきた

俺のようなヤツが幸せになるにはどの道を行けばいいんだ?

 

It seems like I spend my whole life runnin'
Runnin' away from what I couldn't be
Down some endless road just south of nowhere
Always movin' but never really free
まるで俺は人生のほとんどを逃げ回ってるみたいだ
自分がなれないものから逃げているみたいに
どこともわからない南の土地を延々と下っていく

いつも動き続けているけど自由になることは決してない

 

I had a dream, I said a prayer
Just like the answer, you were standin' there
The neon sign that was fifteen stories tall
I could hear the angels call
夢を見た、祈りを捧げた
まさに答えのように、キミはそこに立っていた
15階建ての高さのネオンサイン

天使の声が聞こえてきたんだ

 

This way to happiness, the train is leavin'
Over the mountain, headin' to sea
Highway to freedom is when you start believin'
This way to happiness, you and me
これは幸せへの道、列車は出発する
山を越え、海へと向かう
自由へのハイウェイに乗るのはキミが信じ始めた時

これは幸せへの道、キミと俺の

 

I've rolled this rig from coast to coast
I've seen alot, I've done more than most
I was like a sailor lost at sea
When, like an angel from above, you came down and rescued me
俺は帆船のリグを海岸から海岸へ転がした
多くのことを見てきたし、たいていのことはやってきた
俺は海で迷子になった船乗りのようだった

その時、天使みたいにキミが降りてきて俺を救ってくれたんだ

 

(繰り返し ★)