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アルバム情報

  • 発売年:1997年
  • 収録アルバム:Marchin' Already(マーチング・オールレディ)
  • アルバム最高位:全英1位

オーシャン・カラー・シーン "ベター・デイ"

『color』じゃなくて『Colour』だけどイギリス英語のつづりってだけで意味は同じみたい。

当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだったオアシスの3rdアルバム「Be Here Now(ビィ・ヒア・ナウ)」を全英1位の座から引きずり下ろしたのがオーシャン・カラー・シーンのこの3rdアルバム「マーチング・オールレディ」でした。

オーシャン・カラー・シーンは1995年のライブツアーに誘われるくらいオアシスのノエルにも評価されたバンドで、この2つのバンドの兄貴分なのがポール・ウェラー。

そのポール・ウェラーがバックボーンとするモッズの影響を感じるのが、オーシャン・カラー・シーンの曲の特徴かもしれません。

残念ながらブリットポップの時代がピークだった感は否めないけど、ブリティッシュロックの系譜を受け継いだ正統派な曲作りと、ところどころで感じられる泣きのメロディは一聴の価値ありだと思います。

その中でも特に切ない曲が好きな方におすすめなのが「マーチング・オールレディ」に収録されている哀愁漂うポップバラード "Better Day(ベター・デイ)" です。

Marchin' Already(マーチング・オールレディ) / Ocean Colour Scene(オーシャン・カラー・シーン)
created by Rinker

  1. ハンドレッド・マイル・ハイ・シティ - Hundred Mile High City
  2. ベター・デイ - Better Day
  3. トラヴェラーズ・チューン - Travellers Tune
  4. ビッグ・スター - Big Star
  5. デブリス・ロード - Debris Road
  6. ビサイズ・ユアセルフ - Besides Yourself
  7. ゲット・ブロウン・アウェイ - Get Blown Away
  8. テリ・ヒーズ・ノット・トーキング - Tele He's Not Talking
  9. フォクシーズ・フォーク・フェイスト - Foxy's Folk Faced
  10. オール・アップ - All Up
  11. スパーク・アンド・シンディ - Spark and Cindy
  12. ハーフ・ア・ドリーム・アウェイ - Half a Dream Away
  13. イッツ・ア・ビューティフル・シング  - It's a Beautiful Thing

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感じるのは後期ビートルズの影響

誰もが一度は聴いたことがある超伝説バンドであるビートルズ。

ビートルズの影響を受けたバンドだとか、ビートルズのフォロワーバンドだとかって風に紹介されるバンドはかなり多いです。

私が今まで聴いてきた中で、ずば抜けてビートルズっぽい、って感じられた曲は2曲あります。

1曲は、オーストラリアのガレージロックバンドであるJET(ジェット)の2003年のデビューアルバムに収録されていたバラード "Look What You've Done(ルック・ホワット・ユーヴ・ダン)" で、もう1曲がオーシャン・カラー・シーンの "ベター・デイ" 。

そういえば、トッドラングレンがユートピア名義で1980年に出したアルバム、「Deface The Music(ミート・ザ・ユートピア)」もかなりビートルズに近いです。

あれはもともとビートルズのパロディ的な要素が強いコンセプトアルバムみたいなものだから似てるのは当たり前だけど、それでもあれだけビートルズに寄せながら完全に自分流に曲を作ってしまったトッドの才能には驚きました…。

"レット・イット・ビー" 風のイントロ

"ベター・デイ" はビートルズのラストアルバムである「レット・イット・ビー」に収録されていたとしても違和感を感じないくらい、ビートルズの匂いが漂っています。

名曲 "レット・イット・ビー" 風のピアノの穏やかなイントロで始まるこの曲。

まるで春の温かい金色の日差しが窓から差し込んできてるように穏やかで、どこかレトロな雰囲気を感じる切ない曲調が自然と涙を誘うんです。

PVを見る限りでは、サビに入るまではギターもドラムもピアノも演奏はシンプルで極端に主張することなく控えめでゆったり。

一転してサビでは少し緊迫感のあるトーンに変わり、ギターは変則的なメロディに。

サイモン・ファウラーのボーカルもそれまでの穏やかさはなく、やや焦燥感を感じさせる歌声になって…

このあたりのアレンジは少し新鮮で、曲にグッと引き込まれました。

余韻が残るブリッジ部分

私にとって "ベター・デイ"のハイライトはなんと言っても、2番のサビが終わった直後のブリッジ部分。

淡い陽光のように穏やかな曲調から一転して、感傷的に心の底から絞り上げるような歌声とそれに呼応するかのように情緒が激しくなるバンドの演奏。

そして感情を爆発させた直後には、まるで何もなかったかのようにまた優しく流れ出すメロディ…。

その優しい余韻のまま迎えるラストの歌詞は『And then the nightmares come…(そして悪夢がやってきて…)』というところにも切ないものを感じます。

私がこの曲を聴いたのが高校直後の多感でいろいろ思い悩んでた時期だったこともあってか、この最後の部分を聴くとやたらノスタルジーな気分に浸ってうんですよね…。

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